ここから本文です

高江ゲート前 市民、夜通し警戒 抗議継続、けが人も

琉球新報 7月22日(金)13時0分配信

 【東・国頭】米軍北部訓練場の新たなヘリパッドの建設が予定されているN1地区ゲート前で、沖縄防衛局が22日早朝にも県道70号を封鎖し工事を強行することを受け、21日夜、市民と警察がもみ合いになるなど、緊迫感が増している。政府は22日に市民らが設置している車両やテントの撤去作業を実施する方針だが、市民らは強制排除の準備のために現場入りした警察車両の前に座り込むなどして抵抗。男性1人が警察車両と接触し、救急車で搬送された。

 21日午後6時40分ごろ、複数の警察官が駐車禁止の標識をゲート前の県道70号沿道2カ所に設置しようとした。警察官は「本日午後5時に名護署長が駐車禁止の規制を決定した」と説明した。

 市民らは「何の権利があって規制するのか」「警告もせずにいきなり設置するとは何事だ」などと反発。もみ合いになり、複数の警察車両の前に市民らが座り込んだ。市民らによると、1台の警察車両が発進した際、車の前に座り込んだ男性と接触。男性は転倒し、救急車で運ばれたが、大きなけがはなかったとみられる。

 この事故を受け、市民らは「現場検証もしないのか」などと警察に詰め寄り、約30人が新たに国頭村側から県道70号を南下してきた警察車両1台の前で座り込んでいる。警察車両は同日午後10時現在も県道上に立ち往生している。車両から出てきた機動隊員約30人と市民らがにらみ合いを続けている。

 N1地区ゲート前では市民らが車両約80台を県道70号の左右の路肩に数百メートルにわたって駐車。21日午後10時半現在、県道70号の封鎖や検問などは行われていない。

琉球新報社

最終更新:7月22日(金)13時0分

琉球新報