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巨人・菅野の“コイ捕獲ローテ”なぜか広島は大歓迎

東スポWeb 7月22日(金)16時21分配信

 ミラクル逆転Vへ、ついにギアチェンジだ。阪神戦での3連勝で勢いに乗る巨人は、22日から3位DeNAとの3連戦(横浜)に臨む。初戦を任されるのはエース・菅野智之(26)だが、首脳陣はその絶対右腕を中5日で、次カードの広島戦(28日、京セラドーム)へ繰り上げ投入する方針を決定した。ただ、この動きをつかんだカープサイドの反応はというと――。

 敵地で鮮やかに虎をスイープした巨人は21日、翌22日からのDeNA3連戦へ向けて一斉帰京。一時期のドン底状態を脱し、上昇気配が見えてきたことで、由伸監督の表情にも明るさが戻ってきた。

 9差先を泳ぐコイの尻尾はまだ遠いが、ペナントレースの勝負どころを知っているのが、常勝球団の強み。指揮官は「ウチは最近(近年)上にいたけど、(順位が)下のチームが勝ちだすと嫌だった」と自身の経験を明かすと「パみたいに差が縮まってくると気になってくる」とニヤリ。首位広島に重圧をかけるべく、15連勝を飾った日本ハム並みのハイパーチャージに意欲を見せた。

「(広島が)上にいるわけだし、何とかしないといけない。このまま離されてはダメだし…。前も言ったけど、ウチだけでなく他のチームにも頑張ってもらえたら」と、球宴では改めてセ4球団へ“包囲網”結成を呼びかけたが、まずは言いだしっぺが先陣を切ってコイ捕獲作戦を実行に移す。

 この日、ジャイアンツ球場で午前中に行われた先発投手調整を見守った尾花投手コーチは、DeNA戦初戦に先発するエース・菅野の今後について言及した。通常の中6日であれば、その後は29日のヤクルト戦(東京ドーム)となるが「離されてからぶつけたってしようがない」と間隔を詰めて28日の広島戦へ当てるプランを示した。さらにその後は中7日の変則ローテで来月5日からの同3連戦(マツダ)へ回す可能性が高まっている。

 ただ、この決断が吉と出るかは微妙なところだ。数日前、広島の某スタッフは「ウチを追ってくる可能性があるとすれば巨人でしょう」とした上で、こう語っていた。

「さすがだなと感じるのは、これだけ離れても慌てている様子が見えないところです。打線もいじらず、ローテも崩さず、マイペースというか…。まだ勝負どころは先と知っている余裕を感じるんです。『2位を狙う』とか言っているDeNAより、ウチにとってはそこが不気味なんですよ」

 ところが、そんな矢先に巨人は動いた。これに同スタッフは「変則ローテになれば、菅野といえども少なからず影響はあるでしょう。もともと夏場は不安定ですし、後々に響くリスクもある。阪神戦の3人(マイコラス、内海、田口)でそのまま回されるほうが嫌でしたが、巨人が前のめりになってきたことで、ウチとしては戦いやすくなります」と話した。

 逆転Vをあきらめない巨人の猛チャージが成功するのか、それとも広島の返り討ちに遭ってしまうのか…。本格的な夏場を前に、セの覇権争いは早くも佳境突入のムードだ。

最終更新:7月22日(金)16時21分

東スポWeb

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