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『ファインディング・ドリー』には数年前の室井滋と木梨憲武の声が?

シネマトゥデイ 7月22日(金)17時24分配信

 ディズニー/ピクサー作品『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』には、主人公を演じた室井滋と木梨憲武の前作の声がそのまま入っているシーンがあるという。前作に引き続きマーリンとドリーの声を務めた二人が吹き替えの苦労を語った。

映画『ファインディング・ドリー』吹き替え予告編

 物語は前作の1年後という設定。だが、実際に声を担当する俳優は長年の時を経ている。室井は「何より観客の皆さんに歳月を感じさせないことが大切だった」と語る。二人は映画公開後もアイスショーや東京ディズニーシーのアトラクションなどに声優として参加し、再びキャラクターを演じることへの違和感はほとんどなかったそうだが、特に本作に登場するあるシーンの存在が、彼らに一つの心配を生んだのだとか。実は忘れんぼうのドリーの過去が描かれる冒頭シーンの中には、前作でも印象深かったドリーとマーリンのシーンがあるのだが、このシーンはなんと声と映像が前作からそのまま引用されているのだ。

 「あのシーン、新しく収録したものではなく、前作当時に収録したものがそのまま入っているんです。だからあの声とわたしたちの今の声がピッタリ合っていないといけなくて。だからこの作品を吹き替えするに当たっての肝というか、隠れたキーになっているんです」と話す室井。続けて木梨も「オヤジの声になっちゃって今でも通用するかな」とジョークを交えつつ、自分の声を心配する。年を重ねれば声質も変化するし、演じるキャラクターに人気があればあるほど難しい。それは日本の長寿テレビアニメにおいても、一つの壁となること。ディズニー/ピクサーという、世代を超えて愛される長編アニメーションの声となれば尚更だろう。

 しかし、その心配に悩み続ける二人ではなかった。木梨は、前作の方がアメリカからダメ出しされるんじゃないかと不安だったと振り返ると、「自分の声のことは置いといて楽しませてもらいました」と笑みを見せる。また室井も「困ったということはなかった」と断言。「むしろ悪いことも良いことも忘れて、大事なものだけ忘れずに前に進むドリーみたいになれたらいいな」と自分が演じたキャラクターへの愛を言葉にしていた。(取材・文:永野寿彦)

映画『ファインディング・ドリー』は公開中

最終更新:7月22日(金)17時24分

シネマトゥデイ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。