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知事「国の強硬姿勢は異常」 高江着工、提訴を強く批判

琉球新報 7月22日(金)14時43分配信

 【東京】翁長雄志知事は22日午後、沖縄防衛局が同日早朝に米軍北部訓練場のヘリパッド建設工事を再開したことについて、「県民に大きな衝撃と不安を与えるものであり、誠に残念だ」と述べた。その上で「県民は長年にわたり過重な基地負担に耐えながら日米安保体制に尽くしてきているにもかかわらず、強行に工事に着手する政府の姿勢は到底容認できるものではない」と強く批判した。同日開かれた沖縄振興審議会後、記者団に答えた。
 米軍普天間飛行場の辺野古移設計画を巡り、石井啓一国交相が埋め立て承認取り消し処分に対する国の是正指示に知事が従わないのは違法だとして、福岡高裁那覇支部に不作為の違法確認訴訟を提起したことについては「沖縄の米軍基地問題についての国の強硬な態度は異常とも言える」などと述べ、強く批判した。翁長知事は8月5日の第1回弁論に自ら出廷する考えも示した。
 翁長知事は辺野古移設を巡り、選挙で反対の民意が示されてきたことを述べた上で「まったく(民意を)聞く耳を持たず、強行に新基地建設を推し進めることは民主主義国家のあるべき姿からは程遠いと言わざるを得ない」と指摘した。今後の裁判については「国交相の行った是正の指示の違法性と、私が行った公有水面埋め立て承認取り消しの適法性を立証していく」と述べ、県の立場の正当性を主張していく考えを示した。【琉球新報電子版】

琉球新報社

最終更新:7月22日(金)14時43分

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