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北海道新幹線に30km超の陸上トンネル建設へ…鉄道・運輸機構が計画変更

レスポンス 7月22日(金)21時45分配信

鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は7月22日、新函館北斗(北海道北斗市)~札幌(札幌市北区)間で建設中の北海道新幹線について、工事の計画を変更すると発表した。

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北海道新幹線は、青森市から北海道函館市付近や札幌市を経て旭川市までを結ぶ新幹線の計画。このうち新青森~新函館北斗~札幌間が着工し、新青森~新函館北斗間が今年3月に開業した。残る新函館北斗~札幌間は2030年度末の完成が予定されている。

発表によると、新函館北斗駅の札幌方に設ける予定だった村山トンネル(変更前5265m)と渡島トンネル(同2万6470m)を一体化する。両トンネルをつなぐ橋りょうや高架橋の区間(国道227号との交差部)は「治山の必要性が高く、大規模な斜面対策を要する」ことから勾配を変更し、一体化することにしたという。これにより、村山トンネルは渡島トンネルに編入される格好となり、計画変更後の渡島トンネルの長さは3万2675mに。30kmを超える鉄道トンネルになる。

このほか、ニセコ町・倶知安町の羊蹄トンネル(9750m)の勾配を変更。トンネル掘削時の高水圧の影響や周辺地域の水利用への影響を考慮し、地表面に近い位置を通るようにした。また、倶知安町の要望を受け、当初は地平上に設ける予定だった倶知安駅を高架駅に変更した。

現時点で国内最長の陸上鉄道トンネルは、東北新幹線の八甲田トンネル(2万6455m)。計画変更後の渡島トンネルは、これを約6000m上回ることになる。2027年の部分開業が予定されている中央新幹線では、全長3万6924mの第一首都圏トンネル(仮称)が設けられる予定だ。

《レスポンス 草町義和》

最終更新:7月22日(金)21時45分

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