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【函館2歳S】世代一番星は新馬戦で非凡な能力を見せたラーナアズーラ

東スポWeb 7月22日(金)21時29分配信

【函館2歳S(日曜=24日、函館芝1200メートル)新バージョンアップ作戦】6週間続いた函館開催の掉尾を飾るのは、2歳世代最初の重賞でもあるGIII函館2歳S。2012年から前哨戦的なラベンダー賞が廃止され、より難解な一戦となったが、近年の勝ち馬をシンプルに分析した「新VU作戦」は◎ラーナアズーラ。新馬戦の走破時計が地味なこの馬をあえて世代一番星に指名した。

 地方馬を含めても最大でキャリア3戦。データ量が絶対的に不足するこの時期の2歳戦において、個々の能力を正確につかむのは決して容易な作業ではない。ましてや舞台は小さなアクシデントが命取りとなりかねない芝6ハロン。10回走ればおそらく結果は10通り。それでも的中の確率を上げるには何らかの根拠を見いだしたいところ。

 それならと目を向けたのが過去の傾向。近5年の勝ち馬に共通するのは函館芝5~6ハロンで最速上がりをマークしての新馬勝ち。今年の出走馬をその条件でふるいにかけると、選択肢はガーシュウィン、メローブリーズ、モンドキャンノ、ラーナアズーラの4頭。4択まで絞れれば、あとは能力比較で答えを見つけ出すだけだ。

 当欄の解答はズバリ、ラーナアズーラ。根拠となるのはもちろん新馬戦でのパフォーマンス(別表参照)。先週までに行われた函館芝5~6ハロンの2歳戦をラスト2ハロンラップ(レース)の合計でランク付けすると、トップはガーシュウィン(5ハロン)の22秒5(11秒2→11秒3)。以下、ザベストエバー(5ハロン)の22秒6(11秒0→11秒6)、モンドキャンノ(6ハロン)の22秒7(11秒3→11秒4)と続いて、ラーナアズーラ(6ハロン)は22秒9(11秒5→11秒4)で第4位となる。

 なぜ上を行くガーシュウィン、モンドキャンノではないのか? 答えはラーナアズーラが唯一、ラスト2ハロンの加速ラップを制している点にある。テンから飛ばしてスピードの違いで、となりやすいこの時期の2歳戦において、ごまかしが利かないのがこのラスト2ハロンのラップ構成。単純なスピードや仕上がりの良さを生かしての押し切りか否かは、この部分の数字を見ればある程度は判断することができる。

 2回初日と、上位4鞍の中では最も遅い時期の施行=馬場レベルの低下が進んだ状況で、前半3ハロン35秒4からの加速フィニッシュなら上位3鞍の勝ち馬とも互角以上。平凡な勝ち時計からは見えてこない非凡な能力がここに映し出されている。毎年、世代最初の重賞ウイナーを送り出す当レース。今年の一番星はこの馬だ。

最終更新:7月22日(金)21時29分

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