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メガネ装着型スカウターでポケモンGO遊んでみた

ITmedia ニュース 7月22日(金)16時57分配信

 「内閣サイバーセキュリティセンターからポケモントレーナーのみんなへのおねがい♪」で「歩きスマホは×ですよ」と指摘されているように、Pokemon GOを起動したスマートフォンの画面で、ポケモンやアイテムの所在を確認しながら歩くことは大変に危険な行為だ。

【実際にメガネにつけて見たPokemon GOの画像】

 それを防ぐ手段の1つとして米国のスタートアップVUFINEが提案しているのが、同社のウェアラブルディスプレイ「Vufine」をメガネに装着し、スマートフォンの画面を見るという方法。これなら政府方針通りにサイバーでセキュアにポケGOできる。

 Vufineは、メガネの右フレームに装着し、右目にかぶせるように表示する小型ディスプレイだ。HDMIを映像ソースにするデバイスであれば表示できるため、スマートフォンでもHDMIに変換できさえすれば視線を動かさず画面を確認可能。両目で見ていると、空中にスマートフォンの画面が浮き上がっているように見える、AR(拡張現実)っぽい表示となる。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)というよりはHUD(ヘッドアップディスプレイ)だが。

 装着した状態は、ドラゴンボールのスカウターとかスター・トレックのボーグに見える。実にサイバーである。相手の戦闘力を確認したり、同化したりできそうだ。

 iPhoneの画面をVufineに投影してサンフランシスコでPokemon GOをプレイしたイメージビデオはやたらかっこいい。

●Vufineのセットアップ

 Vufineの価格は2万5800円(税込)。日本のAmazonで購入できる(執筆時点では在庫切れ)。オンラインサイトで直接注文もできるが、1週間ほどでAmazonで在庫が復活する予定なので、それまで待つのが得策だろう。

 ではセットアップ。メガネの右フレームに磁石付きのドッキングステーションをゴムバンドで装着し、そのドッキングステーションにVuine本体を磁力でカチッとはめこむ。ドッキングステーションは細いフレームではガタつくので、金属製のアダプターをつけてゴムバンドをつける。自分のメガネは細いタイプなので、そうした。

 なお、ゴムバンドの初期不良があったため、メーカー交換した。すぐに届いたので、Pokemong GOにも無事間に合った。

 装着したVufineは角度を上下に変更できるほか、目の前の左右方向にディスプレイを微調整することも可能。フレーム幅が大きすぎると、視界からディスプレイが外れてしまうため、メガネとの相性はありそうだ。

 ところがVufineにはなんと、メガネのフレームが付属してくるので、裸眼だけどウェアラブルディスプレイやりたいという人も、すぐに装着可能だ。米国サイトではさらに、野球帽やヘッドバンド用のマウントも販売されている。これはぜひ日本でも売ってほしい。

 Vufine本体には2つの端子が接続できる。ディスプレイソースに接続するための小型HDMIと、充電用のmicro USB。連続使用時間は90分だが、充電しながら使用できるのでそれ以上の利用が可能だ。

 HDMIは今回、iPhoneにLightning HDMIアダプターで接続した。Vufineの電源をオンにしてiPhoneに接続すると、iPhoneに表示された画像がそのままVufineに映る。音声はiPhoneからは出ないので、イヤフォン経由で聞くことになる。

 ここで注意が必要なのは、VufineではPokemon GOの表示が縦画面のままだということだ。Pokemon GOのiPhoneアプリが縦画面しかサポートしていないため。Vufineは横画面(960×540ピクセル)なので、そこにiPhoneの縦画面が表示される。だからかなり小さくなってしまうのだ。

 VUFINEの高坂悟郎CEOは自らYouTubeでPokemon GO用のセットアップを披露しているが、推奨しているのはAndroid端末だ。Android版Pokemon GOは横画面になるうえ、画面の誤動作を受け付けないようにしてカバンの中などにしまっておいて、リモートマウスを使ってコントロールできるというのがポイントらしい。Android 4.4以上、RAM 2GB以上のよいAndroid端末があれば手に入れたいところだ。「ポケモンGOガチ勢」の方々はぜひトライしてほしい。たぶんこれはIngressにも応用できるはずだから。

●怪しいけど便利

 都会ではポケモンGOをする若者が増えている。だけども問題はきょうの雨。傘をささないといけない。注意力は散漫になり、足元もぬかるむ。すべりがち。そこでVufine。これを使っていれば、うっかりiPhoneを落として割ることもないだろう。歩いていても画面と音で、ポケモンの出現やポケストップの場所を確認できるからだ。

 Pokemon GOを起動していていちばん頼りになるのはサウンドの変化だが、そのときに画面にどんなものが表示されているのかがおおよそわかるVufineはやはりあったほうがいい。これがないと常時iPhoneを持って歩きたくなるのもわかる。危ないけどね。前方に注意を向けられる、オーバーレイ表示の画面はやはりいいものだ。

 レベル3まで上げたところで、近所のマクドナルドで休憩。バージョンアップされたマクドナルド公式アプリのクーポンを使い、ポケモンセットをゲットした。ついでに店内からポケストップにアクセスし、アイテムもゲット。レベル5にならないとジムは使えないが、ポケストップは利用できる。

 26グラムと軽量ではあるが、接続するHDMIケーブルの重さもあり、メガネの左右バランスがくずれて右側に傾きがちになってしまいうことが、使ってて気になった。左のフレームにバランスをとるためにBLINCAMを導入するというのはどうだろうか。左側でうまく機能するかどうかはわからないが。

 もう1つ、こういうサイバーな格好をしていると不審者に見られがちという危険性はある。職質されたり、盗撮と疑われたらどうするか。

 その場合でも、メガネにつけているものが怪しいものではないことをすぐに説明できるのもVufineのいいところだ。Vufine本体をガチャっとはずして、ディスプレイに表示されているPokemon GOの画面を相手に見せればいいのだ。カメラ機能がないのも、説明しやすい(理解してもらえるとは限らないが)。

 それでもダメなときには「内閣サイバーセキュリティセンターがPokemon GOで歩きスマホだめっていうから仕方なくですよ。これからはこれが標準になりますよ」と答えたい。

最終更新:7月22日(金)16時57分

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