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もしもマウスが使えなかったら…

@IT 7月22日(金)17時34分配信

●マウスがなくてもなんとかなるさ!

 Windowsに限ったことではありませんが、PCのGUI(Graphical User Interface)操作にはマウス、あるいはマウスに相当するポインティングデバイスが欠かせません。最近はやりのタブレットPCは別です。キーボードとマウスを備えたPCの話です。

【その他の画像】キーボードショートカットを調べることができるマイクロソフトのサイト

 もしもWindows PCを使用中に突然マウスが使えなくなったら、皆さんはどうしますか。マウスが使えなくなる原因はさまざま考えられます。マウス自体のハードウェア故障、ワイヤレスマウスの電池切れ、Bluetooth接続のエラー、USBポートの障害(故障)などです。

 リモートデスクトップ接続や仮想マシン接続では、マウスは動いているのに、マウスポインタが消えてしまうという場面に遭遇したこともあります。トラブルシューティングのために「セーフモード」や「回復メディア」でPCを起動したときに、マウスが認識しないということもあるかもしれません。

 でも、マウスが利用できなくても、キーボードがあれば何とかなります。

 [Alt]+[Tab]キーによるアクティブウィンドウの切り替え(画面1)、[Tab]キーや方向([←][→][↑][↓])キーによるフォーカスや項目の移動、[Enter]キーによる確定、[Esc]キーによる現在の操作のキャンセル、[Ctrl]+[Alt]+[Del]キーによるセキュリティ画面(セキュリティで保護されたデスクトップ)へのアクセスなどを駆使することで、作業中のデータを保存してアプリケーションを終了し、PCを安全にシャットダウンできるでしょう。あるいは、PCをシャットダウンしないまま、マウスのトラブルを解決できるかもしれません。

 緊急時の対応には、次のキーボードショートカットと[Tab]キーと方向キー、[Enter]キーによる操作ができれば十分でしょう。

 [Ctrl]+[Shift]+[Esc]キーで「タスクマネージャー」を開く、[Windows]+[R]キーで「ファイル名を指定して実行」を開くなど、他にも知っておくと便利なキーボードショートカットもありますが、これらのキーボードショートカットは通常時に素早く操作したい人向けのものです。これらのキーボードショートカットを知らなくても、他のキー操作で「タスクマネージャー」や「ファイル名を指定して実行」を開くことはできます。

●Windows 8/8.1のあの画面はどうやって出すの?

 先ほど紹介したキーボードショートカットは、Windowsのバージョンに関係なく使える、共通の操作です。

 WindowsのGUI操作のほとんどにはキーボードショートカットが用意されており、素早く操作できるようになっています。どのようなキーボードショートカットが存在するのかよく分かるサイトを、マイクロソフトが提供していることをご存じでしょうか。

・キーボードショートカット(マイクロソフト サポート)
・アプリのキーボードショートカット(マイクロソフト サポート)

 Windows 8からは、デスクトップのデザインと操作性がバージョンごとに変更されてきました。上記サイトでは、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10のバージョンごとに、キーボードショートカットを調べることができます。こんなにキーボードショートカットが存在するなんて知らなかったとびっくりすることでしょう。

 例えば、Windows 8以降の新しいマウス操作に、タスクバーのWindowsアイコンの上で右クリックして表示される「クイックアクセスメニュー」(クイックリンクメニュー、WinXメニューとも呼ばれます)があります。このメニューをキーボード操作で表示するには、[Windows]+[X]キーを押します。この操作を知っている人は多いかもしれません。もちろん、Windows 10でも使えます。

 では、もうWindows 8/8.1ユーザーしかお目にすることはないであろう「チャーム」を、キーボード操作で出すにはどうしたらよいでしょうか。チャームとは、タッチ操作なら画面右の外側から内側へスワイプ、マウス操作なら画面右の上下いずれかの端っこにカーソルを近づけると出現する画面右側に表示される縦長のエリアです。

 答えは、[Windows]+[C]キーです。ちなみに、Windows 10でこのキーボードショートカットを押すと、「コルタナ(Cortana)」が「聞き取りモード」になります。コルタナが有効になっていない場合は、何も起きません。

●画面からはみ出したウィンドウをどうにかしたい

 昔は[Alt]+[Space]+[M]キーのキーボードショートカットを知っていると、ちょっとしたヒーローになれました。古いバージョンのWindowsでは、アプリケーションウィンドウのタイトルバーが外にはみ出してしまい、マウス操作ではタイトルバーがつかめず、どうにもできなくなるということがありました。そんなときに、ウィンドウをキーボード操作だけで移動するのに使うキーボードショートカットです。

 [Alt]+[Space]キーは、アクティブウィンドウの右上端をマウスでクリックすると表示されるショートカットメニューをキーボード操作で開きます。[M]キーは、アクティブウィンドウのショートカットメニューで[移動(M)]を選択します。これでウィンドウのタイトルバーをつかんだ状態になるので、後はマウスや方向キーでウィンドウを移動し、クリックまたは[Enter]キーで確定します。

 最近のWindows環境では、ウィンドウのタイトルバーが画面からはみ出してつかめないという状況になることはないようですが、マウスが使えない状況となると話は別です。

 例えば、[Tab]キーや方向キーで特定のボタンに移動して押したくても、ボタンの位置が画面の外にあると厄介です。キーボード操作によるウィンドウの移動方法を知っていれば、画面に目的のボタンが表示される位置までウィンドウを移動して、確実に操作できます。

●右クリックメニューを使いたい!

 マウス操作では簡単なのに、キーボード操作ではどうすればよいのか悩むのが、選択中のアイテムに応じて変化する「右クリックメニュー」でしょう。「コンテキストメニュー」と呼ぶこともあります。マイクロソフトが公開しているリストにも入っているのですが、見つけられないかもしれません。正解は、[Shift]+[F10]キーです。マイクロソフトのリストでは、「現在のショートカットメニューを表示する」と説明されています。

 最初に紹介したキーボードショートカットを駆使して、目的のアイテムまでたどり着いたら、後は[Shift]+[F10]キーを押すだけです。

 例えば、デスクトップ(の背景)がアクティブなとき、ごみ箱が選択中のとき、タスクバーがアクティブなとき、エクスプローラーでドライブやファイルを選択中のとき、アプリケーションの中で(Wordのテキスト入力エリアやExcelのセル選択時)、[Shift]+[F10]キーを押すと、その状況に応じた右クリックメニューが表示されます。先ほどの[Windows]+[X]の代わりに、[Shift]+[F10]キーを使うこともできます。

●万が一の事態に備えて練習しておきましょう

 マウスが使えなくなるというトラブルは、突然やってきます。その突然に備えて、一度、マウスから手を放し、キーボード操作だけで目的の操作を実行できるかどうか試してみるとよいでしょう。

 マイクロソフトがWebで公開しているのキーボードショートカットのリストをいろいろと試してみて、お気に入りのキーボードショートカットを見つけるのも、今後の作業が効率化できて面白いかもしれません。

●筆者紹介 山市良:岩手県花巻市在住。Microsoft MVP:Cloud and Datacenter Management(Oct 2008 - Sep 2016)。SIer、IT出版社、中堅企業のシステム管理者を経て、フリーのテクニカルライターに。マイクロソフト製品、テクノロジーを中心に、IT雑誌、Webサイトへの記事の寄稿、ドキュメント作成、事例取材などを手掛ける。個人ブログは『山市良のえぬなんとかわーるど』。

最終更新:7月22日(金)17時34分

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