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アンジャ渡部、グルメだけじゃない多彩な肩書き武器に需要拡大

オリコン 7月24日(日)8時40分配信

 先ごろ発表された『2016上半期テレビ番組出演(延べ)本数ランキング』で、225番組に出演した、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(43)が9位にランクイン、初のTOP10入りを果たした。もともと巧みなコント師として、業界内外で定評のある渡部だったが、近年は持ち前のルックスや豊富な知識を武器にテレビ、ラジオ、書籍と活躍の場を広げ、いつしか“グルメ王”“恋愛王”“ホメ渡部”“資格王”といった異名も定着。器用に仕事をこなす姿はまさにデキる男だが、一方で最近は、相方の児嶋一哉に引けをとらない“イジられ屋”の才能も開花している。スタイリッシュなイメージに加え、天性の“イジられ体質”を合わせ持つ渡部は、一体どこまで伸びていくのだろうか?

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◆実力があるからこそ、ベテランや中堅芸人が安心してイジれる存在

 渡部の新境地とも言える“イジられ屋”の一端を、準レギュラーとして出演する『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)の某特番回から振り返れば、普段はクールな渡部が、MCを務めた明石家さんまや宮迫博之、東野幸治、後藤輝基ら出演者陣から、「渡部はたしか養鶏場やってたよな?」、「元水道局員やからな?」、「ハーバード大学やんか?」、「緒形拳の子どもやん?」と次々にムチャ振りされたり、イジりボケ倒されたり…。

 その“イジり”に対して渡部は、1つひとつ律儀に返答していく。“養鶏場”のくだりでは、「たまにコケコッコーって言ってる」(東野)、「言ってない!」(渡部)、「どの時期が忙しい?」(後藤)、「養鶏場の繁忙期は知らないわ!」(渡部)、「卵送ってね…」(宮迫)、「なんで小声なんだよ!」(渡部)と、トークがぐるぐると回っていき、まさにこなれたプロレス技の掛け合いを見るような、目まぐるしくも上等なお笑い空間が広がっていくのである。

 「渡部さんは博識で引き出しが多く、確実に返してくれるので、イジる側の芸人さんたちも安心してイジることができるんですよ。だから、みんなの表情も楽しそうなんですね。それに、いきなり振られて困惑しつつも、流れを壊さずついていく渡部さんのマジメさといい、これは完成された“芸”と言ってもいいでしょう」(バラエティ番組制作会社スタッフ)

◆美女たちとの熱愛報道がイジられるきっかけに?

 そんな渡部の“イジられ体質”の発覚には、伊藤裕子や佐々木希といった美女たちとの熱愛報道が関わっている。元をたどると『行列のできる~』や『ダウンタウンDX』などのバラエティ番組で、ベテランや中堅どころの芸人たちから“熱愛ネタ”でイジられるようになり、徐々にその才能が開花したようなのだ。先日放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「渡部大好き芸人」でも、有吉弘行やおぎやはぎなどが「待ってました!」とばかりに渡部をイジっていくのだが、スタジオにいる誰もが嬉々としていて、先のコメントにもあるように本当に楽しそうなのが不思議である。

 「それも渡部さんの人徳があるからです。そもそもアンジャッシュは、90年代後半から『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)や『エンタの神様』(日本テレビ系)などで、かなり質の高いコントを見せていました。亡くなった(立川)談志師匠なんかも相当高く評価していたんですが、今ひとつ突き抜けず伸び悩んでいた。でも次第に、児嶋さんは俳優業に進出し、それこそイジられキャラ、キレキャラで注目。渡部さんも多趣味を活かした豊富な知識で博識、グルメ、ホメ倒しキャラなどを確立して、それぞれが個性を伸ばしたことでブレイクします。最近の渡部さんの“イジられキャラ”にしても、もともと甘めのマスクとスタイリッシュなイメージで、どこか“気取った”感じもあるので、そもそもツッコミどころはあるんですね(笑)。でも偉ぶらないし、むしろ相手にツッコミさせるユルい空気感を残している。まわりの芸人さんたちもイタズラっ子のようにイジりますが、渡部さんの実力と意図をちゃんと汲んでいるんです」(前出・スタッフ)

 先日、行なわれた書籍『知識ゼロでも楽しめる熱狂観戦術! ワタベ高校野球の味方です。』(KADOKAWA)の発売記念イベント時の取材では、「正直、今お笑い芸人って言えるほどお笑いの仕事していない」とボヤいていた渡部。しかしその場でも、噂になっている佐々木希との結婚について報道陣から、「今は何回ですか?」と野球のゲームに例えてイジられた渡部は「0回。始球式すらやってない!」とリアクションし、会見さえも“お笑いの場”と化していた。進化し続けるお笑い芸人・渡部建、次はどんな新たな一面を見せてくれるのだろうか?

最終更新:7月24日(日)8時40分

オリコン