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韓国ポスコの4~6月期、鉄鋼事業好調で営業増益640億円

鉄鋼新聞 7月22日(金)6時0分配信

 韓国ポスコの16年4~6月期連結決算は売上高12兆8574億ウォン(約1兆2千億円)で前期比3・2%増、営業利益6785億ウォン(約640億円)で同2・8%増、純利益2205億ウォン(約210億円)で同34・8%減となった。鉄鋼事業が好調で増収となり、営業損益も増益。ただ、最終損益は保有株式の株価下落や為替差損などで減益となった。

 単独業績は売上高6兆96億ウォン(約5600億円)で同4・2%増、営業利益7127億ウォン(約670億円)で同22・4%増、純利益3105億ウォン(約290億円)で同30・4%減。粗鋼生産量は900万7千トンで同0・6%減、製品販売量は900万5千トンで同3・0%増。
 E&C・エネルギー部門は減益となったものの、鉄鋼部門の営業益が前期比33・1%増となり、全体の業績を押し上げた。国内鉄鋼事業の好調さに加え、赤字が続いていた海外鉄鋼事業も全事業の合計で営業黒字化した。
 海外鉄鋼事業は、昨年は3991億ウォンの営業赤字で、今年1~3月期も423億ウォンの赤字となったが、中国ステンレスメーカーの張家港浦項不銹鋼が黒字基調を続け、インドネシア一貫高炉メーカーのクラカタウポスコおよびベトナム電炉メーカーのポスコSS―Vinaが赤字幅を減らし、今期は営業利益106億ウォンを計上した。
ポスコグループの構造調整進展/負債比率75.9%に
 韓国ポスコはグループ企業の整理など構造調整、財務改善を進めている。ポスコは21日、ポスコASTとポスコP&Sの合併などグループ企業の構造調整について、「今年4~6月期までに45件の案件を進めた」とした。2017年までに資産関連案件も含め149件の構造調整を進める計画で、「これまでに81件が完了した」としている。また、構造調整や鉄鋼事業の収益向上などに伴い、財務改善も進展。負債比率は連結ベースで75・9%となり、10年以降では最低水準となった。

最終更新:7月22日(金)6時0分

鉄鋼新聞