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鉄スクラップ商社の共栄、誠美社工業をグループ化

鉄鋼新聞 7/22(金) 6:02配信

 鉄スクラップなど製鋼原料商社の共栄(本社・神戸市、社長・郡義信氏)は、21日付で産業廃棄物処理業の誠美社工業(本社・愛知県瀬戸市)の全株式を取得し、グループ化した。地区大手産廃業者のグループ化を機に産廃事業へ本格的に進出し、本業の鉄リサイクル業とのシナジー効果を発揮して、業容の拡充を目指す。

 共栄が鉄以外のリサイクルビジネスを模索していたところ、後継者難のほか、さらなる事業拡大のため譲渡を考えていた誠美社工業から銀行などを経由してM&Aの打診があった。約1年の検討期間を経て、確固たる経営基盤があり、シナジー効果が見込めることなどからグループ化を決めた。
 誠美社工業の全従業員を継続雇用するほか、経営陣も高木本春代表取締役会長は名誉顧問に退くが、小野仁社長は続投するなど、ほぼ現行体制を続ける。郡社長は「経営はしっかりしており、特別に変えることはない」としつつ、「不十分と思われる点は補っていきたい」としている。
 誠美社工業の売上高は約14億円(2015年7月期)で、従業員は約100人。建設関連の廃材処理が中心で、大手ゼネコンの指定業者。ダンプ車、アームロール車など約50台の運搬車による機動力ある集荷が強み。
 処理工場は本社のある暁工場および品野工場(瀬戸市)がある。敷地面積は、それぞれ約2万6千平方メートル、約8300平方メートルで、両工場に主力の選別施設(トロンメル)のほか、木くず・がれき・廃プラスチックの破砕機が各1基あり、廃プラ圧縮機も備える。また、暁工場は屋内で産業廃棄物を選別・処理する環境配慮型の工場。
 共栄によるグループ化後の誠美社工業経営体制は次の通り。
 ▽代表取締役社長=小野仁▽代表取締役副社長=鹿子直人(共栄企画室室長)▽専務取締役=高木恭子▽取締役総合管理部長=山本純(共栄清水出張所所長代理)▽非常勤取締役=竹内俊明(共栄衣浦工場長)▽非常勤監査役=吉岡義雄(共栄取締役部長)▽名誉顧問=高木本春

最終更新:7/22(金) 6:02

鉄鋼新聞