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<ポケモンGO>配信開始、若者中心に楽しむ 路上で熱中、事故懸念

埼玉新聞 7月22日(金)22時21分配信

 「待ってました」「はまりすぎちゃう」―。22日に日本国内で配信されたスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」。埼玉県さいたま市浦和区のJR浦和駅周辺の路上では、若者を中心とした「ポケモンファン」がゲームを楽しんでいた。一方、保護者からは「歩きスマホが増える」「事故が多くなりそう」と不安視する声も。先行配信されている海外では熱中するあまりトラブルも多発しており、県警や県教育委員会などは歩きスマホの防止などマナー順守を呼び掛けている。

 駅利用者や買い物客でにぎわう午後1時すぎの浦和駅周辺。自転車に乗って「ポケモンGO」に興じていた、さいたま市緑区の高校3年の男子生徒(18)は、ダウンロードから約3時間でポケモン41匹を捕まえて満足げ。警察官からやり過ぎは駄目だよと注意されたというが、「分かっていても、楽しくて熱中しちゃう」と話す。

 待ち合わせ中だった別の男子高校生5人組は、それぞれのスマホでポケモン探しを楽しんでいた。春日部市の工藤天宏さん(17)は「電車内でポケモンを探していたら、盗撮と間違われて変な目で見られた」と苦笑い。

 日本でも大ヒットが予想される「ポケモンGO」。しかし、海外では利用者がスマホを見ながら歩いて転倒したり、危険区域に迷い込むなどのトラブルが続出している。さいたま市見沼区の主婦(50)は「歩きスマホを推奨するゲームになるのではないか」と困惑気味。同市浦和区の50代男性は「個人情報が漏れるのが怖い」とネット上のトラブルを心配した。

 配信に先駆け、内閣サイバーセキュリティセンターはSNSなどを通じて「偽アプリに注意」「歩きスマホはだめ」と注意喚起した。これを受けて県警は22日、メールマガジンやツイッターで、同センターのチラシにつながるURLを紹介。県警生活安全企画課は「事件や事故、トラブルに遭う危険性が伴うので、積極的に情報を発信したい」としている。

 神出鬼没で公共施設にも現れるポケモン。JR東日本大宮支社は21日から31日まで、電車利用のマナーキャンペーンを展開しており、「引き続き、利用客には歩きスマホの禁止などを呼び掛けていく」と話した。

最終更新:7月23日(土)6時25分

埼玉新聞