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「平和の少女像」作家が梅香里の砲弾に刻んだ平和

ハンギョレ新聞 7月22日(金)11時42分配信

7月22日から24日、ソウル市庁前広場で展示 「殺傷道具」の砲弾に命と愛を込め

「平和の少女像」を制作した作家のキム・ソギョンさんとキム・ウンソンさんが、「殺傷道具」である砲弾に命と愛、平和のメッセージを刻んだ作品を作り、展示会を開く。

 二人の作家は、7月22日から24日までソウル市庁前のソウル広場で「戦争のない世界のためのAEV(Art's Eye View)プロジェクト」と名付けた展示会を開く。米空軍射撃場に使用された京畿道梅香里(メヒャンリ)射撃場から運び出された砲弾や薬きょうを使って制作した芸術作品約1000点を披露する予定。二人は「今回の展示は、終戦ではなく停戦中の朝鮮半島でだけ終わっていない戦争に対する国家の矛盾を克服しようという願いを込めた」と語った。戦争の物品である砲弾と薬きょうが梅香里の外に持ち出されるのは今回が初めてだ。

 約1300個の砲弾と薬きょうを運び込み、京畿道高陽(コヤン)市の溶接工場の隣りの工房で作業した二人の作家は、錆びついた鉄の塊に命を吹き込んだ。青々と首をもたげた小さな芽が砲弾を持ち上げ、背の高さまで立てた砲弾を木の姿に形象化した作品などがある。展示終了後、作品は平和公園などに寄贈される予定だ。約200点は梅香里に戻され平和の彫刻公園の造成に使われ、残り約800点もさまざまな地方自治団体の平和公園に寄贈される見込みだ。展示のための寄付に参加した市民や団体の名前、メッセージは各作品に刻まれる。

 戦争のない世界のための今回の展示は、単純な設置美術の展示にとどまらず、ゲリラアートグラフィティやドキュメンタリーの無料上映、砲弾で作った楽器の演奏など、さまざまなパフォーマンスも同時に行われる予定だ。 3日間の展示期間中には毎日午後4時から5時、作家が招待するゲストとともに作品を説明するドーセント・プログラムも行う。招待ゲストとして兵器専門家の正義党のキム・ジョンデ議員、数十年間故郷を守り生存権闘争を繰り広げた梅香里のジョン・マンギュ里長、国防問題に詳しい共に民主党のキム・グァンジン前議員が参加する予定だ。

 これまで「平和の少女像」や「ベトナム・ピエタ像」を公開し、たゆまず平和のメッセージを伝えてきたキム・ソギョンさんとキム・ウンソンさんは、今回のプロジェクトの展示会を通じて「私たち皆が被害者と加害者の境界を超え、共に世界平和を目指す者として生まれ変われることを願う」という思いを伝えた。

キム・ミヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月22日(金)11時42分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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