ここから本文です

木遣り伝承へTシャツ一新 井波・町流し復活10年、思い新た

北日本新聞 7月22日(金)21時32分配信

 南砺市の古刹(こさつ)、井波別院瑞泉寺にちなむ木遣(や)り唄と踊りを受け継ぐ井波木遣りの会(高桑崇会長)は、木遣り町流し復活から10年を超えたのを機に、シンボルのTシャツを更新した。地元彫刻師のデザインで、同寺の彫刻として親しまれる竜の模様を入れ、郷土色たっぷり。メンバーらは伝統継承への思いを新たにしている。

 木遣りは、江戸時代に焼失した瑞泉寺再建のために材木を運搬した際、人々が口ずさんだ唄が起源。男性が采配、女性が扇子を手に踊る。

 同寺の伝統行事、太子伝会(たいしでんえ)に合わせて行われる太子伝観光祭では、もともと地元青年団が町流しを披露してきたが、平成に入り中断。2004年に商工会青年部員や青年団OB、踊りグループなどが井波木遣りの会を設立し、約10年ぶりに町流しを復活させた。井波中学校で生徒らに踊りを指導し、後継者育成にも努めている。

 更新したTシャツは紺色と緑色の2通り。木遣りと深い関わりを持つ同寺の彫刻として有名な竜の模様を取り入れ、井波らしさをアピールしている。デザインしたのは南砺市山見(井波)の彫刻家、畠山勲さん(78)。1965年、木遣りが全国青年大会郷土芸能部門で優秀賞に輝いた時の青年団メンバーの1人でもある。

 Tシャツは200枚用意し、メンバー以外の人にも2500円で販売する。高桑会長は「より多くの人に木遣りが親しまれ、伝承につながればいい」と願っている。協賛企業向けの手拭いにも同じ竜が描かれている。

 Tシャツ購入の問い合わせは、同会事務局長の武田勇人さん、電話090(7748)9282。

 木遣り町流しは23日午後6時から、太子伝観光祭の催しとして、同寺門前の通りで披露される。幼児から大人まで約100人が練習を重ねてきた。

北日本新聞社

最終更新:7月22日(金)21時32分

北日本新聞

【生中継】小池百合子都知事の会見