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陽光浴び漆に光沢 輪島で「天日黒目」始まる

北國新聞社 7月22日(金)2時43分配信

 生漆(きうるし)に夏の日差しを浴びせて精製する「天日黒目(てんぴぐろめ)」の作業が21日、輪島市横地町の大徹八井(だいてつやつい)漆器工房で始まり、陽光の下、職人が乳白色の漆をかき混ぜ、光沢のある黒色に仕上げた。

 天日黒目は生漆を上塗り用に精製する作業で、日光で水分を減らす。職人が交代で、お神酒をかけて清めたおけの漆を櫂(かい)で混ぜた。柔らかみが特徴の岩手県浄法寺町産の約14キロを2、3日間かけて精製する。

 天日黒目の漆づくりは市無形文化財に指定されている。夏休みを迎えた児童も作業を体験し、同工房の八井汎親(ひろちか)会長(78)は「漆文化は長い歴史を持つ。次の世代にも受け継いでほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7月22日(金)2時43分

北國新聞社