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「じいちゃん食堂」児童を笑顔に 金沢・菊川の永井善隣館

北國新聞社 7/22(金) 2:43配信

 菊川2丁目の永井善隣館で21日、地元の60~90代の男性10人が手作り料理を振る舞う「おじいちゃん食堂」が開かれた。家族がばらばらに食事をすることが多い現代の子どもたちに無料で自慢の料理を提供し、大勢で食卓を囲む楽しさを伝えた。

 永井善隣館別館「足軽の家」で週1回、高齢者サロンを開く「クラブ足軽」が企画した。6月に「あしがる食堂」と銘打って開催したところ好評だったことから回を重ね、今回が3回目の開催となった。

 この日は菊川町小1~4年生8人に、チキンカレーとみそ汁、サラダにゆで卵の4品を振る舞った。

 「あごが落ちるほどおいしいカレーやぞ」。「ほっぺたが落ちるじゃないの」。おじいちゃんたちの軽口に、児童らは笑顔になり、食後は折り紙や将棋を思い思いに楽しんだ。

 同クラブのメンバーは、家族と食事を共にできない子どもに無料で食事を振る舞う「子ども食堂」が全国で広まっていることを知り、食堂開催を決めた。今年度内は毎月2回、メンバーが費用を全額負担して、学童保育「菊川児童クラブ」に通う児童に参加を呼び掛ける。

 食堂の代表で、永井善隣館の理事を務める新谷壽久さん(72)によると、同校下でも核家族化が進み、共働きの世帯が増えているという。来年度は、費用の捻出方法を考えるとともに、対象とする児童も拡大する計画だ。

 新谷さんは「われわれのような『じいちゃん世代』と普段から交流することで、子どもたちが礼儀やあいさつを学ぶ機会にもなるはず。親の皆さんにも、地域全体で子どもを見守っているのだと安心してもらえればありがたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/22(金) 2:43

北國新聞社