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青森山田高OB座談会!衝撃だった寮生活や選手権行進での裏エピソードも[KUSS×ゲキサカ]

ゲキサカ 7月22日(金)22時55分配信

 関東大学サッカーサポーターズクラブ(KUSS)とゲキサカのコラボ企画第一弾! ゲキサカではKUSS会員向け会報に掲載された座談会記事のスピンオフをお届けします。

 記念すべき第一回は関東大学サッカーで活躍している青森山田高OBの5選手が登場。来季のFC東京加入が内定している法政大のDF山田将之(4年)。そして一学年下にあたる青山学院大のMF山田武典(3年)、桐蔭横浜大のGK田中雄大(3年)、同DF八戸雄太(3年)。

 山田将が高校3年生時に高校1年生だった慶應義塾大のMF松木駿之介(2年)。この5名による座談会です。

 それぞれ高校時代のエピソードはもちろんのこと、衝撃を受けたという寮生活についてや全国高校選手権行進の裏側も語ってくれました。また高校サッカーと大学サッカーの違いなど、現役プレイヤーも必見の内容となっています。

(取材・協力 関東大学サッカーサポーターズクラブ)

――青森山田高時代の印象的な思い出を教えてください。
田中:みんな環境が違うんじゃないですかね? ヤマさん(山田将)たちの方が絶対きついです。
山田将:俺が1年の時がめっちゃきつくて、下の代からはマジでゆとり世代。『THEゆとり世代』みたいな感じはする。
山田武:俺たちの代はミックスですよ。寮はたしかに違ったのでゆとりでしたけど。
山田将:そう、俺たちの次の代からは寮が変わったんだよね。
田中:中3のときにテレビで見た世界なんですけど、1つのベッドに3人で寝ていました。

山田将:思い出が多すぎて絞れない。1番衝撃的だったのは入ってすぐかな。1年生はお風呂に入る時間が決まっていて、大体消灯が22時半で、22時15分から22時半がお風呂。1年生がみんなで入るんです。お湯を出すと先輩が浴びているシャワーの温度が変わっちゃうから、浴びる前に先輩に「すみません。お湯を出してもいいですか?」って言わなきゃいけなくて。
一同:(笑)
山田将:人によっては「無理」って言うから、そう言われたらお風呂の道具を持って、先輩が浴びているのを列になってずっと待っていなきゃいけない。こんな高校ある? って思ったし消灯も守れないし、理不尽さがすごかった。

山田武:俺たちは全然ないです。
松木:寮が変わってシャワーも新しくなりましたよね?
山田将:いいなあ。俺たちの代はシャワーが5本くらいあったけど、5本目のやつとかは弱すぎて水滴みたいな感じだった。なすりつけるしかなかった。
一同:(笑)
山田武:そういう話を聞くと、俺らの代は全然ゆとりですね。

山田将:あと、青森山田には絶対全国(大会)に行かなきゃいけない責任があるよね。
山田武:ヤマさんの代の(2012年高校選手権県予選の)準決勝が一番やばくなかったですか?
山田将:やばかった。
田中:PKで先制されたんですよね。
山田将:もう、殺されるかと思った。

山田武:ヤマさんの代の選手権の準決勝って、相手は一昨年くらいまでは女子校みたいな高校だったのに、俺と光(石井光:中央大3年)が入ってチームが崩れて。前半の最後に成さん(室屋成:現FC東京)が相手にPKを与えてしまって、前半を0-1で折り返した一番やばかった試合です。
山田将:同点ゴールもしょうもなかったよね。

田中:その時のハーフタイムはどんな感じだったんですか?
山田武:ブチ切れですよね。
山田:もうやばい。(黒田剛)監督の目が人間の目じゃなかった。
一同:笑
山田将:お前たちの代(2013年)の県予選は?
山田武:俺たちは“アンパイ”じゃなかった?
山田将:“アンパイ”って言うなよ(笑) みんな3年間の最後っていう思いで頑張っているんだから! その大会で“アンパイ”って(笑)
一同:(笑)
八戸:こういうところあるんですよね! こいつは!
山田武:じゃあ今のは無しで(笑) そういえば八戸高とのインハイ(総体予選)の初戦は1-0だったね。
田中:初戦!!?
松木:ずっと点が入らなくて。ラストに、オフサイドだったらしいんですが、それを決めて1-0で勝ちました。え? 忘れましたか?
田中:俺も出ていた?
松木:出ていました。いや、出ていなかったかな?
山田武:ハチは出てるよ絶対。
八戸:覚えている。覚えている。1-0だっけ?
松木:ラストワンプレーで。
八戸:ラストワンプレーだったっけ?
一同:(笑)
山田武:松木の代(2014年)は何かある?
松木:県予選では特に何もなかったです。大丈夫でした。
田中:インターハイは3位だっけ? すごいよね。
山田武:すごい。俺たちベスト16だもんね。
松木:でも選手権は1回戦負けです。
田中:あ、そうか。それはチャラだな。

――選手権の本大会はどのような雰囲気ですか?
山田将:俺たちの代のGKが、1回戦(野洲高・1-1PK4ー2)で相手と衝突して腸が破裂してしまって。代わりに雄大が出て、PK戦で勝ちました。俺たちだけじゃなく、監督たちにとっても思い出というか印象深いかなと思います。以上です(笑)
山田武:野洲戦の時、観客が15000人くらいいたじゃないですか。あれ、自分の中でベストなんですけど。(※公式記録は15008人)
八戸:自分もそうです。
山田将:ハチもタケもそうだね。
松木:立ち見もいっぱいいましたよね。
田中:自分はGKだから、良い意味でも悪い意味でも立っている時間が長い。だからチャンスやピンチになると、すぐに会場が湧くのが分かる。
山田将:やっている側は全然分からない!
田中:GKは結構分かるんです。ピンチだと「うるさいな」と思っていました(笑)
山田武:史上一番やられた試合だったね。
山田将:きつかったよね。それなのにこちらはインハイ3位か……。
松木:いや、でも僕たちの代の選手権は1回戦で負けてしまって。
山田将:本当、あれは金返せっていう試合だったね。
山田武:あれ? あの時ヤマさんっていましたっけ?
山田将:俺、見に行ったっけ?(笑)
一同:笑
田中:クエスチョン?(笑) PKですよ!
山田将:相手は履正社高だっけ?
田中:それは自分たちの代です。松木の時は中津東(に負けたん)だっけ?
松木:はい。全国大会で点を取ったことがないチームに先制点を取られて、そこから決められずにロングスローで追い付いたけど、PK戦になって俺が外して負けちゃいました。
山田将:PK外したの?
松木:4人目で外しちゃいました。
山田将:なんかごめん。ちょっと重くなっちゃったね。
八戸:インハイ3位の話を広げてよ!
田中:味わったことないからね。
山田武:GKも凄かったんじゃないの?
松木:凄かったです。今、3年生でU-19代表でも頑張っている廣末(廣末陸:FC東京内定)がとにかくPKを止めていました。2回戦とかは、全部止めましたね。
山田将:最後は東福岡に負けたの?
松木:はい。上に行くチームは勢いがあるなと感じました。
山田将:強かった?
松木:同世代の筋肉だとは思えなかったです。とりあえず筋肉でした。

――選手権での行進は印象的ですが、練習はするのですか?
田中:練習しますよね?
松木:めっちゃしましたね。リンゴを持ってみんなで揃えてやりますね。
山田将:した?
田中:しましたよ!
松木:(宿舎の)御殿場で朝、みんなでやりましたよね?
田中:やりましたよ! 朝、みんなで散歩の前に!
山田将:あれが普通だと思っていた。
一同:(笑)
山田将:少しでも好感度を上げようと思って(笑) めっちゃ練習するね。
田中:合宿中から時間があれば、みたいな感じでした。
八戸:リンゴがちょっと重いんだよね。疲れなかった?
山田武:リンゴも初めの方はいいけど、何日か使っているとベタベタしてきてたね。蜜が出てきて。
山田将:俺らは貝だったよね?
田中:自分も貝でした!
山田武:あれは臭かったね。ホタテの貝殻。
八戸:手がめっちゃ臭ったよね。
山田武:ホタテの貝はやばかった。
松木:青森ってホタテが有名なんですか?
山田将:ホタテ、有名じゃない?
一同:へぇ。
山田将:へぇじゃないよ!

――高校選手権で後輩の試合を観に行ったりはしますか?
田中:スタッフに挨拶がてらっていう部分もあるからね。
山田将:挨拶、かつ近かったらかな。
山田武:かぶってる代のいる試合は行くかな。でもヤマさんは、松木の代に行ってないですもんね。
山田将:え、中津東? ロングスローだよね?
山田武:俺たちの代は来てましたよね?
山田将:お前たちの代もロングスローだった?
山田武:俺たちもロングスローです。
山田将:だからか。あ、でも観に行った! 流帆(菊池流帆:大阪体育大2年)が凄いって話題になっていた!

――昨年度はベスト4でしたが先輩達から見て後輩達の活躍はどうでしたか?
松木:ベスト8(富山一高・1-0)までは観に行きました。
山田武:三ツ沢でやった試合まで観に行ったね。
八戸:行ったね。
松木:負けた試合(國學院久我山高戦・1-2)だけ観に行けなかったです。

――ルーキーで原山海里選手(東京学芸大1年)が話題になっていますが?
田中:松木の一個下だっけ?
松木:本当にロングスローが凄くて。小学校の時にファールスローをして、怒られたらしいんです。そこから「スローインの練習だけしとけ」って言われてやっていたら飛ぶようになったと言っていました。
田中:良いエピソードだね。
山田武:東京学芸大とまだ戦ってないから分からないな。
山田将:じゃあ戦った体(てい)で!
田中:ちょっと想像してみて!
山田将:ロングスローがくるよ!
山田武:スカウティングの時点からスローインを警戒していて、相手のスローインにするならコーナーにしようって話していました。無失点で抑えられたので良かったです。5連敗中だったので勢いを…。
田中:あ、これ、勝ったインタビュー?
一同:(笑)
田中:それはそうだ。
山田将:イメージは2-0で勝った試合ね(笑)

――高校サッカーと大学サッカーの違いはどこに感じますか?
田中:自分は大学の方がきついですね。身体的には高校の方が圧倒的にきつかったけど、大学は自由なので全部自分でコントロールしなくてはいけない。精神的にきついです。
八戸:ところで慶大って厳しいの?
松木:厳しくはないですけどしっかりはしてます。連絡とかの面は細かいです。
山田将:大学によって特徴が全然違うよね。高校は指導者が私生活もちゃんと見てくれるから、そういう意味では全ての面においてキッチリしていた。だけど大学に入って20歳になったらお酒もあるし、いろいろな人がいるし。高校の時の習慣や文化が根付いていないと、大学で簡単にブレちゃうから、サッカー面より私生活の方に違いはあるかな、と思います。

――今後への意気込みをお願いします。
松木:慶大としてリーグ優勝することが目標です。去年は最後に躓いて3位という結果に終わってしまったので、最後の最後までチームとして戦って優勝したいし、その上で個人として評価されたい。チームがあっての個人なので、そういう意気込みでこれからやっていきたいと思います。
田中:チームとしての目標はインカレ出場で、個人としては1試合1試合、無失点にこだわって戦っていくことです。
山田将:そういう感じなの?
田中:どういう感じですか?
山田将:これで合ってる? 合ってるって…。
一同:(笑)
八戸:桐蔭横浜大としては初のインカレ出場を目指してやっていきたいというのと、個人としては試合に出続けること。相手に青森山田の選手がいたら、そこには絶対に負けたくないと思います。
山田武:青山学院大はこの中で唯一の2部リーグなので、まずは1部リーグに上がること。個人的にはプロになれるかなれないかの勝負の年だと思うので、今のところ厳しいですけれど、それなりに頑張りたいと思います。
山田将:緩いな。
山田武:緩いですかね?
山田将:OBがこうやって集まって話ができるというのは、それぞれの立場があって、それぞれが頑張ってきたからこそだと思う。だから引き続き大学サッカーで頑張って活躍していくことが、高校への恩返しにもなるし、後輩たちへの刺激になると思います。僕自身も青森山田の卒業生として、1つでも多くタイトルをとって活躍できるように頑張りたいです。
田中:固くないですか?!
一同:(笑)
山田武:1番固い(笑)
田中:絶対、携帯にメモしていたんじゃないですかね(笑) 昨日から考えていたでしょ(笑)
山田将:誰も全然突っ込んでくれないから待ちだった(笑)
山田武:待ってたんですか?(笑)
山田将:「真面目か!」 っていうのを待っていたんだけど。全然来ないから。
山田武:考えていたな~と思って。
田中:自分もそっちでした。
山田将:まあ頑張っていきたいと思います。

――応援してくれている方へのメッセージをお願いします。
松木:自分らしく泥臭く、これからも頑張っていくので応援よろしくお願いします。
田中:応援してくださいというのがあまり好きではなくて、結果が全てだと思います。戦っている姿勢を見せて、ゴールを守るということを続けて、それを見て応援してもらえたらいいなと思います。
八戸:青森山田のOBとして恥じないようなプレーを心掛けているので、頑張っていきたいと思います。
山田武:青森山田で培った技術や気持ちの面をこれからも忘れずに。2部リーグなのであまり人目につくことはないかもしれないですが、地味にゆっくり頑張りたいと思います。
山田将:これからも高校で学んできたことを活かして、大学でも、大学を卒業しても、サッカーをやらなくても社会人になっても、学んできたことを活かしていければいいなと思います。

[写真]選手権行進の再現を披露

最終更新:7月22日(金)23時0分

ゲキサカ