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キャラクタービジネス市場、堅調に推移 玩具市場にも大きな影響

MONEYzine 7月23日(土)22時0分配信

 矢野経済研究所は7月12日、「キャラクタービジネスに関する調査結果(2016年)」を発表した。調査はキャラクターを用いてビジネス展開を行っている企業を対象に、4月から6月にかけて実施された。調査におけるキャラクタービジネスとは、ライセンス契約によりキャラクターを商品化、広告販促使用、映画やテレビ、マンガなどのメディアへ展開するビジネスのことで、キャラクターに芸能人は含んでいない。

 調査結果によると、2015年度のキャラクタービジネスの市場規模は、前年度比0.6%増の2兆4,282億円だった。2015年度は大ヒットキャラクターには恵まれなかったものの、定番キャラクターへの回帰や、メディアミックス戦略の強化によるキャラクターの長寿命化によって底堅く推移した。2016年度もアニメなどから人気キャラクターが生まれており、2016年度の同市場規模は前年度比0.7%増の2兆4,456億円と推計されている。

 人気キャラクターの登場は、玩具市場にも影響を与えている。一般社団法人 日本玩具協会が6月7日に発表した調査結果によると、2015年度の国内玩具市場規模は、希望小売価格ベースで前年度比1.0%減の8,003億円だった。2014年度は「妖怪ウォッチ」や「アナと雪の女王」などの大ヒットキャラクターが登場し、過去10年で最高の売り上げを記録した。

 2015年度はこれに及ばなかったものの、トレーディングカードゲームの人気が復活したのに加え、「トミカ」「リカちゃん」「シルバニアファミリー」「メルちゃん」「アンパンマン」といった定番商品が大きく売り上げを伸ばし、高水準を維持した。

 ヒットキャラクターは一過性のブームとして終わることも少なくないが、スマホアプリやゲームなどへの活用で、新たなビジネスとして再ヒットするケースもある。ヒットキャラクターをいかにうまく活用できるかが、今後の鍵となりそうだ。

最終更新:7月23日(土)22時0分

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