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近大ナマズ「ぷりぷり、あっさり」 市販品の実力 次は牛丼チェーンに進出? 脂質アップ、ウナギ化進む

withnews 7月24日(日)7時0分配信

 7月30日はいよいよ、土用の丑の日。この夏、近畿大学発の「ウナギ味のナマズ」が、ついに食卓に並びます。イオンが今月23日から全国で初めて売り出し、イトーヨーカドーや一部の百貨店も販売予定です。

【画像】近大の涙ぐましい努力 養殖ナマズを一変させた「秘密兵器」

 さらに先日は大手牛丼チェーンからも商談が舞い込んだといい、ナマズなのに世間の関心はうなぎ上りです。今年は昨年より脂質がアップし、よりウナギ味に近づいたとか!?

ついに市販!ネットもざわつく

 あのウナギ味のナマズがイオンで販売へ――。今月12日、ニュースが報じられると、たちまちツイッターでも話題になりました。

「これは一度食べてみたい!」
「早く量産してくれ」
「『う』のつく食い物もへったくれもないな」
「イオナズンかと思った」

 「ウナギ味のナマズ」は絶滅危機にあるウナギの代用食材として、近大の有路昌彦教授らが6年がかりで開発し、昨年5月にデビューしました。ナマズは卵からの完全養殖ができ、きれいな水で育てれば泥臭さがないことに注目。エサの配合を工夫して通常より脂をのせ、ウナギそっくりな風味に近づけました。

 試験販売のアンケートでは、「言われなければウナギ」「やや淡白だけどおいしい」と、8割の消費者に好評でした。ただ、昨年は生産体制が整っておらず、多くの人が口にできませんでした。それだけに初の市販への期待は大きいようです。

イオン、ヨーカドー、百貨店「次は牛丼店だ」

 イオンは7月23日から、全国121店舗で「近大発なまずの蒲焼」の販売を始めました。土用の丑の目玉として23、24、30日の3日間のみ、約5千枚の数量限定です。

 有路教授によると、イオンは昨年8月に「ぜひ商品化したい」といち早く名乗り出て、ナマズ専従の担当者をつけたそうです。蒲焼き後にあぶり工程を加えたり、オリーブオイルを添加したりして皮をやわらかく焼き上げたのが特徴といいます。

初日に買って食べてみた

 販売初日、記者もさっそく購入して、ナマズ丼で食べてみました。価格は半身で1598円(税別1480円)です。尾の辺り、ぷるぷるした皮の食感は確かにウナギっぽい。タレのこってり感と香ばしさもあっておいしいです。

 ただ身の部分は白身魚感が強く、あっさり味です。かなり肉厚なので食べ応えは十分で、夏のスタミナはつきそうです。もう少しウナギより安くなれば、これでいいかもしれません。
 このほか「近大発ナマズ」はイトーヨーカドーのほか、一部百貨店のデパ地下でも販売予定といいます。供給量が十数トンと少ないため、こちらも土用の丑ごろの特別販売で、店舗数も限られそうです。

 じつはつい先日、全国展開する大手牛丼チェーンからも商品化の打診があったといいます。有路教授は「第1段階として昨年の料理店、第2段階で今夏のスーパーマーケット、ついに3段階として有名牛丼店という『大本命』が来てくれました。ワンコインでナマズを食べられる時代はそんなに遠くないかも」と意気込みます。

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最終更新:7月24日(日)7時0分

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