ここから本文です

株式投資「売るべし・買うべし」……あと一つをご存じですか?

ZUU online 7/23(土) 6:40配信

2016年に入って日経平均株価はさえない動きを見せています。その中で日銀は1月29日、マイナス金利を発表しました。発表直後の29日はマーケットも素早く反応し、一瞬大きく上昇しましたがすぐに下落、そして引けにかけてまた上昇と目まぐるしく動きました。その後の株式市場は大きな変動に見舞われています。

マーケットがざわついている、上下動が激しいときに、賢明な投資家はどう動くべきでしょうか。売るべきでしょうか?それとも買うべきなのでしょうか?

■マーケットの体温計 日経VIとは

日経平均株価がどれくらい動いているか、その変動率を見る指標があります。日経平均ボラティリティインデックス(日経VI)です。投資家が株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数で、値が高いほど投資家が今後相場が大きく変動すると見込んでいることを意味します。

対象とする指数は、現在の市場で見込まれている日経平均株価(日経平均)の1ヵ月先の変動率を示し、大阪取引所に上場している日経平均先物および日経平均オプションの価格をもとに算出します。平常時はおおよそ20以下の数値で動くのが常です。

米国にも、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティをもとに算出、公表している恐怖指数(Volatility Index、VIX)があります。

日経VIの2016年に入ってからの動きを振り返ると、1月12日に30を超え、同21日には40を超えました(終値ベース)。その後2月12日には49.84と直近半年で最高値を付けましたが、その後徐々に落ち着きを取り戻し、5月に入ってからは25~30くらいで推移しています。

さてこの日経VIが高いとき、投資家はどうすればいいのでしょうか。

■「売るべし、買うべし」……そして「休むべし」

相場に張り付いて、売ったり買ったりしていなければ気のすまない人がいるのも事実だと思いますが、実際、そういうやり方で本当に儲かっているのでしょうか。

投資に「売り」と「買い」のどちらかしかないと思うのは誤りです。このことを示唆した格言が、「売るべし 買うべし 休むべし」です。「休むも相場」「売り買い休みの三筋道」ともいいます。

利益が出れば「もっと利益が出るはず」と、損をすれば「今度こそ取り返すぞ」と、損切りが遅くなったりしがちです。「持っている商品の現在価格が気になってしまう」という人は、(できれば投資する前に)「眠られぬ株は持つな」「命金には手をつけるな」という格言を心に刻みましょう。

常に売買を繰り返していると、客観的、冷静でなくなり、相場全体を見られなくなるものです。一歩引いた視点を持つことが大事です。

■日経VIを使って休む相場を判断する

マーケットが今、どういう状態なのか。熱が高いのか、平熱なのかを測る手段の一つが先ほど述べた日経VI指数なのです。

この指数を参考に、「今過熱しているな」「過熱気味だ」と判断するなら、何もしないという選択肢もあります。ある程度の期間取引をしないなら、いったん金融商品をキャッシュにしておいたほうがいいかもしれません。

そして過熱感が収まった時、再びマーケットに参加していつも通り投資を始めれば良いのです。このような相場格言を心に刻み、マーケットに立ち向かっていかなければ、勝率を上げることは難しいでしょう。(提供:お金のキャンパス)

最終更新:7/23(土) 6:40

ZUU online