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この夏はあの冒険を“体感”しよう! 号泣必至の“ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー”観覧リポート

ファミ通.com 7月23日(土)13時11分配信

文・取材:ライター ゴジラ太田、撮影:カメラマン 小森大輔

●話題の“冒険”がいよいよ始まる!
 国民的RPG『ドラゴンクエスト』(以下、『DQ』)が誕生30周年を迎えた2016年、多くのファンが待っていた一大スペクタクルショーの幕が、ついに開きます! 2016年7月22日、さいたまスーパーアリーナを皮切りに全国5都市で開催される、日本で初めて作られたオリジナルアリーナショー“ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー”がスタートしました。

 そこで今回、本公演の直前に公開されたメディアプレビュー公演を観る機会を得たので、その熱い“冒険”と合わせて、公演後に行われたキャストによる記者会見の模様もお届けします。ただし、これから観るという方々のためにも、極力ネタバレをしない方向で紹介しますので、あしからず!

●『DQ』の冒険を“体感”できるショーが展開
 “ドラゴンクエスト ライブスペクタクル”の物語は、1988年に発売された『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』を主軸として、不思議なチカラにより『DQIII』の世界へ足を踏み入れてしまったアリーナ(『DQIV』)やテリー(『DQVI』)、ヤンガス(『DQVIII』)にパノン(『DQIV』)といった、シリーズ作品の人気キャラクターたちが勇者とパーティを組み、魔王を倒す旅に出るというものになっています。

 会場に入ってまず目に飛び込んでくるのは、とにかく巨大なステージ。ここでどんな旅がくり広げられるのか、ワクワクしてしまいます。トルネコの前口上から静かに、でも一気にボルテージが上がるオープニングから、あとは目くるめく冒険が続いていきます。ステージ上部に設置されたこれまた巨大なスクリーンがシーンに合わせて上下に動き、迫力ある映像(ビデオマッピング)とともにステージでは勇者たちとモンスターのバトルが展開。そこに『DQ』の名曲が体に響くほどの迫力で流れるという……。まさに『DQ』の世界に入り込んで、数々のシーンを“体感”しているような感覚と興奮に、じつは開演数分後から、鳥肌が立ちっぱなしで涙腺が緩んでしまいました。『DQIII そして伝説へ…』が好きな人なら100%泣きます。断言します!


 もちろんこのショーでは、ただバトルが続くだけではありません。冒険の途中に立ち寄る町のにぎやかさや、それぞれ異なる雰囲気を、アクションにエアリアル、ダンスなどでパフォーマーたちが表現。スクリーンに映る映像と合わせて展開するパフォーマンスは、見ていて非常に楽しくなります。ちなみに旅の途中では、あの“姉妹”を筆頭に、その姿を見た瞬間に叫びたくなる『DQ』のキャラクターと出会うことになります。そう、『DQIII』の世界に来てしまったのは、アリーナたちだけではなかったのです。そして、ステージ中央に目が行きがちかもしれませんが、ステージの周囲でアクロバットなパフォーマンスを見せてくれるパフォーマーの方々にも注目してください。「うわ、あんな動きができるの!?」と驚くことは間違いないので、ぜひチェックを!

●涙腺崩壊必至の展開があなたを待つ……!
 ちょっとだけネタバレになりますが、サマンオサの王様の正体を暴くために入手する“ラーの鏡”が登場するシーンでは、ラーの鏡が本物かどうか、観客に確認する演出があります。このショーは、観客参加型のライブエンターテインメントなのです。冒険のヒントを聞かれることがあるかもしれないので、声をかけられても気おくれしないよう、心の準備をしておくといいかも(笑)。もうひとつ、皆さんの座席には腕に着けられるライトのようなものが置いてあると思いますが、とても重要な意味を持つ“装備”なので……あとは実際に体験してください!

 ショーの物語はあくまで『DQIII そして伝説へ…』がベースですが、少々アレンジされている部分もあります。ショーを見終わったら、余韻に浸りながら友だちと「あのシーンがこう変わっていたよね」などと、『DQ』話に花が咲かせるのも楽しいかも。きっとそうなるでしょう!


 『DQIII』屈指の名シーンであるオルテガのあの場面、魔王バラモスとの決戦、そしてあの大魔王の登場と、勇者たちのワイヤーアクションを駆使した立ち回りと巨大スクリーンの融合が、最後の戦いを飾るにふさわしいダイナミックな演出で展開! 驚きと感動と興奮がいっしょくたになること必至の場面で、確実に涙腺が崩壊するでしょう。そして、なぜショーのメインコピーが「勇者は、あなただ。」となっているのか、その意味に気づかされるのです。

 フィナーレではキッズダンサーたちの渾身のダンスと、マーチングバンドによる『そして伝説へ…』、『ロトのテーマ』、『果てしなき世界』、『この道わが旅』といった名曲のオンパレードで、さらに涙がこぼれ落ちます。まさに、あっという間に2時間が過ぎ去ってしまうのです。

 結論としては、『DQ』が好きな人はもちろんのこと、トップクラスのパフォーマンスが見たい人、アッと驚く体験がしたい人、とにかく感動したい人なら、この“ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー”を観に行かれることをオススメします。


●メインキャストによる記者会見の模様をお届け!
 興奮冷めやらぬ中、メディアプレビュー公演直後に開催されたキャストによる記者会見が開かれました。オーディションを勝ち抜いて勇者役に抜擢された松浦司さん、テリー役の風間俊介さん、アリーナ役の中川翔子さん、トルネコ役の芋洗坂係長さん(我善導さんとのWキャスト)による、『DQ』愛と公演への想いが溢れ出た会見の模様をお届けします。

●一生忘れられない“冒険の書”に
――いよいよ始まった公演に向けての意気込みは?

松浦司(以下、松浦) たくさん稽古を重ねてきて、単なる演劇でもなくライブでもなく、すべてがひとつになった、みんなの想いが詰まった素敵なショーになりました。今日から伝説が始まるんだなと、ワクワクでいっぱいです。

風間俊介(以下、風間) ゲームソフトを買って家に帰る途中のワクワク感があって、ついに電源を入れて冒険をスタートさせる。そんなときがやってきたという感じです。『DQIII そして伝説へ…』というタイトルと同じように、今日から伝説をスタートさせていけたらなと思っています。

中川翔子(以下、中川) 30年間愛され続けた大ヒットタイトルの『DQ』が、この夏だけのショーとなって目の前に広がります。私を含めて皆さんにも『DQ』の思い出があると思いますが、実際に目の前にモンスターがいて、あの呪文が出てきて、そしてすぎやまこういち先生の音楽が鳴るんです。『DQ』の世界でともに生きてともに戦えて、ひとりじゃなくてみんながいます。すごく勇気がもらえて、去年まで引きこもりだった私が、今年は武闘家に転職できました(笑)。お客さまひとりひとりが勇者となって、いっしょに大魔王を倒すために、一生忘れられない“冒険の書”にセーブしましょう!

風間 公演が終わって、かなり体力を使っていたんですけど、中川さんがひと言「楽しい!」って(笑)。

芋洗坂係長(以下、芋洗坂) これから何万人というお客様がステージを見てくださると思うのですが、それぞれ自分たちの想い、自分の名前を掲げて集まられると思います。会場でひとつになってみんなで盛り上がり、最後にはその感動が伝説になっていく。そう思うと、ワクワクしてたまらないですね。

――『DQ』にまつわるエピソードをお聞かせください。

松浦 初めてプレイしたのが『DQVII』です。そのあとにゲームボーイ版の『DQIII』をプレイしました。

風間 『DQ』をプレイしていて、気がついたら朝日が上がっていたことがありましたね。で「あ、朝だな」と確認して、そのままプレイを続けました(笑)。

松浦 電源を切ったのに、ずっと音楽が流れていることってない?

風間 え? 何を言っているの?(笑)

松浦 休憩しようと思ってゲーム機の電源を切るんだけど、続け過ぎて耳に音楽が残っているというか(笑)。

風間 いまもありますよ。お風呂に入っているときに『DQ』の音楽が流れていたり。

中川 廊下を歩いているときに、自然と足をカクッカクッと動かしちゃいます(笑)。

風間 階段やエレベーターに乗ると“ザッザッザ”って音が。

中川 あるある(笑)。

風間 ごめんなさい、何の話でしたっけ?(笑)

中川 子どものころに『DQ』をプレイして楽しかったという記憶だけじゃなくて、大人になったいまこそ、改めてわかることがたくさんあるなと思いました。親子がテーマになっていることも、やっと気づいたんです。『DQ』を遊んだことのない方でも、親子の絆と名前についての物語なので、きっと感動できるシーンがあると思います。ぜひ、『DQ』を知らなくても遊びにきていただきたいです。

●ファンとしても納得のいく役作りを!
――ゲームのキャラクターを演じることはたいへんではありませんでしたか?

松浦 お客様の気持ちを投影できると思っていただける勇者を演じることは、いままでとは違うものなので、新鮮ですが難しい気持ちでいっぱいになりました。

風間 僕にとってラッキーだったのは、テリーのことはこのお仕事を受けるずっと前から知っていたことです。歴史上の人物を演じるときは、自分の中にあるイメージから入るのですが、『DQ』に関しては歴史よりも詳しいので(笑)、歴史上の人物を演じるよりもすんなりと入れました。不思議な感覚でしたね。

――セリフひとつひとつがすごく男前ですが、やはりふだんから男前で?

風間 いや、全然ですよ(笑)。まだショーを観られていない方は「風間はテリーじゃないだろう」と思われるかもしれませんが、ふだんの風間を捨てて、皆さんにかっこいいと思っていただけるようなテリーとなってお待ちしています(笑)。

中川 アリーナは『DQIV』で生まれてから25年ほど経っていて、それだけ長いあいだ、皆さんに愛され続けたキャラクターです。私も『DQ』ファンとして、子どものころにアリーナの絵を描いてファンクラブの会報誌に載ったりしていて、そんな私がまさかアリーナを演じことになるとは……。アリーナの声は(『DQヒーローズ』シリーズで)演じさせていただいていたのですが、今回は全身で演じるということでゲームを遊び直したんです。アリーナがレベル1から大魔王を倒せるまでにレベルが上がっていくように、私も去年からバレエやアクションなどのトレーニングを積んできました。夢を超えたミラクルが起きていると感じながら、『DQ』ファンとしても納得のいくようなかっこいいアリーナを演じたいと思います。

芋洗坂 私は衣装とメイクをつけていただいた瞬間に「あ、トルネコじゃん」と思いました(笑)。演出の金谷かほりさんからも「素敵です」としか言われないので、とりあえずその言葉を信じて、包容力のある、癒し系の優しいトルネコとして突っ走りたいです。

――『DQ』といえばレベルアップですが、最近レベルアップしたことは?

松浦 早寝早起きができるようになったことです。このショーに自分のすべてを注ぎたくて、規則正しい生活になりました。

風間 コンタクトが最初は慣れなくてすごい大変だったんですが、このコンタクトがテリーに入り込むトリガーのようになったので、スムーズに着けられるようになりましたね。

中川 このショーに向けて去年からトレーニングを積んで、1週間ほど合宿も行ったんですが、食べても食べても痩せちゃって、合宿で3キロも痩せました。

芋洗坂 私はその3キロをそのままもらいました。105キロが108キロになって、煩悩の数に達しました(笑)。

風間 それは役作りですよね?(笑)

芋洗坂 モチのロンです!(笑)。


 『DQ』愛だけでなく、キャストのショーに懸ける思いが溢れる記者会見でした。そんな情熱がこもった“ドラゴンクエスト ライブスペクタクル”は始まったばかりです。まだチケットが購入できる公演もあるので、冒険の旅にみんなでいっしょに出かけましょう!

最終更新:7月23日(土)14時57分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。