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この夏行きたい「うなぎ屋8選」 土用の丑の日は7月30日

ZUU online 7/23(土) 10:30配信

今年もまもなく土用の丑(うし)の日だ。スーパーやコンビニ、デパ地下などでは年々、土用の丑の日に鰻の蒲焼きを提案する販促商戦が熱くなっている。

他方で、鰻の漁獲量も減り、資源の持続可能性に疑問があるからか、国産鰻の価格は年々高騰。今や庶民には鰻は高嶺の花になりつつある。そこで、たまのハレの日に訪れたい鰻の人気名店と、意外と知らない土用の丑(うし)の日の由来を紹介しよう。

■そもそも「土用の丑の日」はどういう日?

「土用」とは節分や彼岸のような「雑節」という暦のひとつで、もともとは古代中国で生まれた「五行説」から来ている。春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」と振り分けられ、土はすべての季節に等しく存在することから、季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日間に分類され、その期間は「土用」と呼ばれている。

「丑」はよく知られた十二支の「丑」を表し、12日周期の順番となる。ようするに「土用の丑の日」とは、土用の中の丑の順番の日ということだ。もちろん夏だけでなく各季節に「土用の丑の日」は存在する。

今年、2016年は7月30日(土)が土用の丑の日となる。昨年のように土用の丑の日が2回ある年もあるが、今年は1回だけだ。

■土用の丑の日と「鰻」の関係

各季節にある土用の丑の日の中でも夏の土用の丑の日に鰻を食べる習慣については、起源が諸説あるが、一番有名なのが蘭学者、平賀源内が広めた説だろう。鰻はもともと旬は冬で、夏に売れない鰻を売りたいと平賀源内が鰻屋に相談され、「本日、土用の丑の日、鰻の日」と店頭に張り紙をしたところ、大繁盛したというのが起源とされている。

また、土用の期間は暑さが厳しく夏バテしやすい時期のため、暑さを乗り越えるためのスタミナ食という側面もあるという。今では流通各社による販促もあって、バレンタインや恵方巻き同様、夏の風物詩としてすっかり根付いた慣習といえるだろう。

夏の慣習と言っても今や、鰻は高級品である。国産や天然物となると一切れ数千円はしてブランド肉よりも高いぐらいだ。たまにしか食べられない鰻だからこそ、せっかくならおいしい鰻を、こだわりの調理法で提供する名店で食べたいもの。

■一度は行ってみたい鰻の名店8選

そんなオススメの鰻屋は以下の8店だ。

1.つきじ宮川本廛(築地)
築地本願寺の近くにある老舗の名店。深川の鰻専門店「宮川」で修業した初代店主が明治26年(1893年)に開業。一軒家の店は風情と趣があり、お座敷もあってゆっくり鰻が堪能できる。暖簾分けも進み「つきじ宮川のれん会」として都内や横浜などに10店舗の「宮川」があり、こちらはその総本山。

2.大江戸(日本橋)
開いた鰻を切らずに長いまま提供する店としても有名。著名な料理記者、岸朝子さんも通ったという名店は創業200年以上の老舗を感じさせる重厚感ある店構え。鰻割烹でうな重以外のメニューも味わえる。長い鰻は「いかだ」と呼ばれ、土曜日限定のメニューとなっている。

3.竹葉亭(銀座)
銀座で鰻と言えば一番に名前があがる名店。築地寄りにある本店は趣ある佇まいで、永井荷風など多くの文豪に愛されたお店としても知られている。三越前にある銀座店は銀座の一等地にしては比較的お手頃価格でカジュアルに鰻が食べられる。

4.ひょうたん6丁目店(東銀座)
東京では珍しい、蒸さない鰻の名店。蒸さずに焼き上げる「地焼き」は江戸前ではなく関西風とも呼ばれ、香ばしくて脂が乗って食べ応えがある。ランチタイム限定のうな丼はリーズナブルで行列することも多い。

5.五代目 野田岩(麻布)
約200年前の江戸時代創業の超老舗店。天然鰻にこだわり、変わらない伝統の焼き方で提供している。5代目店主の金本氏はNHK「プロフェッショナル」でも取り上げられた鰻職人。味はもちろん見た目の美しさも評価が高い。海外にも店舗をもつ人気店だ。

6.かぶと(池袋)
半年先まで予約が取れない全国的にも有名な繁盛店。うな重だけでなく、各部位の串焼きなどメニューのバリエーションも豊富だ。養殖と天然の食べ比べもでき、鰻の魅力を100%楽しめる店。土用の丑の日の訪問は無理だが、今まで食べてきた鰻は何だったのか?と思うほどの美味しさはぜひ一度味わいたい。

7.尾花(南千住)
東京を代表する鰻屋のひとつで、グルメガイドとして世界的に有名なミシュランガイドでも一つ星も獲得している。注文を受けてから捌くので時間はかかるが鰻の新鮮な味を味わえる。蒸してから焼くふわふわ感が特徴。予約ができないため行列必至の名店だ。

8.銀座ときとう(銀座)
他の老舗店とは一線を画すニューフェース。「俺のイタリアン」でお馴染みの「俺の株式会社」が2014年にオープンした「新しい鰻店」のコンセプト店。モダンでシックな店内では定番のうな重だけでなく独創的な鰻懐石料理も楽しめる。キャビアやフォアグラなどの高級洋食材と鰻のコラボレーションなど、ワインと合わせたくなるような新しい鰻メニューが堪能できるとして話題だ。

鰻屋の名店といえば多くが創業100年以上の老舗店だ。文豪などに愛され、伝統の手法を守り続け、風情ある佇まいなど、古い店にこそ高い価値が詰まっている。値段が高く敷居の高い店も多いが、土用の丑の日というきっかけなら訪れやすいかもしれない。歴史ある雰囲気も合わせて堪能したいものだ。(ZUU online 編集部)

最終更新:7/23(土) 18:37

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