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2試合連続トップ10の注目株 大堀裕次郎が5位に浮上

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 7月23日(土)16時45分配信

国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」3日目。22歳の時松隆光が後続に5打差以上をつけて単独首位を走る一方で、同じく初優勝の期待がかかる大堀裕次郎が「64」をマークして通算14アンダーの5位タイに順位を上げた。

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「67」で回った初日から、2日目に「71」と伸び悩んだ大堀は、ムービングデーの中盤にリーダーボードを駆け上がった。段の下から10mのパットが決まった7番(パー5)、ミスショットがナイスキックでピンそば2mについた8番(パー3)のラッキーを活かすと、10番まで5連続でバーディを並べた。「ショットがひっかけ気味の中で欲を出さずにできました」と、キャリアベストに並ぶスコアに胸を張った。

「やっとツアーに自分の力で出られるようになった。やっぱり楽しいです」。大阪学院大4年時の2013年に「日本アマチュア選手権」を制し、アマながらツアーでも活躍した。1991年11月生まれは松山英樹、石川遼と同学年。182cmのスラリとしたスタイルや端正な顔立ちでも注目され、新たなヒーロー候補になったが、道は険しかった。推薦出場した14年のプロデビュー戦「東建ホームメイトカップ」では首位で予選を通過しながら、決勝ラウンドで後退し19位。続く試合からは4戦連続で予選落ちを喫し、戦いの場を失った。

下部ツアーが主戦場となった昨シーズン。2試合目の「富士ホームサービス チャレンジカップ」で初優勝を遂げた。「きつかった。(下部では)稼げない。1年やって、賞金は300万円ちょっと。これじゃ全然食っていけない…。チャレンジの場だとコースのコンディションも違って、なかなか自分のレベルアップが難しい。やっぱりツアーに来て、活躍しないと」。ハングリー精神を掻き立てられ、賞金ランキング7位に入って今季前半戦の出場権を手にした。

細かった体躯は一回り大きくなった。トレーニングに加えて、太るために食事は肉料理が中心にし、体重は12?増えた。7月の北海道2連戦で9位、7位に入り、今季の獲得賞金は1000万円を超えた。ランキングは現在36位で、後半戦も多くの試合に出られそうだ。「きょうみたいにギャラリーがいっぱいの中でプレーするのは楽しい」。自力で這い上がってきた25歳は、レギュラーツアーの舞台で花を咲かせる身支度を着々と進めている。(福島県西郷村/桂川洋一)

最終更新:7月23日(土)16時45分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)