ここから本文です

「スカイラインGT-R」世界のユーザー魅了する歴代の名車

ZUU online 7月23日(土)17時10分配信

GT-Rといえば、いまでこそ「日産GT-R(R35)」として独立した車名となっているが、もとはスカイラインのレース仕様グレードの一つだった。レースで打ち立てた数々の金字塔に加え、ゲーム、アニメ、映画なども影響し、世代を超えた人気がある。日本国内はもちろんのこと、世界中のファンを魅了するスポーツカーだ。

もはや中古でさえ手にいれるのが困難となっている「スカイラインGT-R」であるが、最近はレンタカーで楽しむ企画も登場している。

レンタカー・カーシェアリング事業等を行う「The fun2drive Owners' Club」は、箱根・伊豆のワインディングでスカイラインGT-Rの「第二世代」R32、33、34を乗り比べる「歴代RB26DETT乗り比べツーリング」を提供している。維持するだけでも大変な費用がかかる往年の名車3台を「少しだけ乗れる」のは、ファンとしても嬉しいことだろう。今回は「第2世代」スカイラインGT-Rについて解説しよう。

■「R32 GT-R」JTC29連勝を飾る伝説の名車

スカイライン R32 GT-Rが誕生したのは1989年。当時はホンダNSXやユーノス・ロードスター、トヨタ・セルシオ等が続々と登場した自動車の当り年であった。また、日経平均株価が史上最高値となる3万8957円を記録するなど、日本経済がバブル景気の最高潮にあった時期でもある。

そうしたなかで登場したR32 GT-Rは、レース用に開発された直6のRB26DETTエンジンに加え、普段はFRだが加速時やコーナリング時にはセンサーが感知し4WDに変化する、スタンバイ式4WD「アテーサE-TS」を装備。「二駆と四駆の良いとこ取り」というハイテクシステムを武装した文字通り異次元の走行性能を実現した。

レース志向のコンセプトを持つBNR32型は、JTC(全日本ツーリングカー選手権)通算29連勝のをはじめ、輝かしい成績を納めた。

■「R33 GT-R」ボディサイズの大型化で賛否両論のモデル

1995年1月 フルモデルチェンジによりBCNR33型が誕生する。1993年8月に9代目スカイラインR33は発売されていたが、GT-Rは1年以上遅れての登場となった。

ボディサイズの大型化で賛否両論を呼んだモデルであるが、最大加給圧の上昇、インタークーラーの冷却効率アップなど改良されたRB26DETT型エンジンは、最大トルク37.5kgm/4400rpm、最大出力280ps/6800rpmを発揮した。

「GT-R Vスペック」「GT-R VスペックN1」、また、N耐参戦ベース車である「Vスペック N1」ではリアウイングがカーボン製となるなど、さまざまなグレードを展開した。

1997年2月にはマイナーチェンジにより、ヘッドとリアのランプ、バンパー、インテリアなども変更された。また、この年は長野県岡谷市に「プリンス&スカイラインミュウジアム」が建てられたことも、スカイラインGT-Rの人気を象徴する出来事だろう。

■「BNR34型」最後のスカイラインGT-R

1999年1月、最後のスカイライン名を冠した BNR34型GT-Rが発売される。

エンジンは自主規制の280psはそのままに、最大トルクが36.0kgmから4.0kgmアップの40.0kgmとなるRB26DETT型を搭載した。インタークーラーのコアチューブ厚を薄くし、エキゾーストアウトレットをステンレス鋳造品からステンレスパイプへとしたことで、合計2.8kgの軽量化のほか、全長やホイールベースの短縮化など、ダウンサイジングも図られた。トランスミッションは独ゲトラグ社と共同開発した6速MT、ブレーキはイタリアの名門ブレンボ製を標準装備している。

2001年5月 には「GT-R M・spec」、2002年にはドイツのニュルブルクリンク・サーキットから命名された最終特別限定車「M・spec Nur」「V・spec II Nur」が設定されるなど追加モデルにも人気が集まった。

2002年8月でGT-Rは生産終了となり、スカイラインGT-Rの歴史は幕を閉じる。(モータージャーナリスト 高橋大介)

最終更新:7月23日(土)17時10分

ZUU online

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

地球外生命を宿しているかもしれない1つの惑星と3つの衛星
地球外にも生命はいるのでしょうか?NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星科学部門の部門長であるジェームズ・グリーンと一緒に、地球外生命を宿していそうな場所を太陽系内の中で探してみましょう。 [new]