ここから本文です

ウェルズ・ファーゴ、2017年ロボアド開始 だが「利用検討する」顧客はわずか5%

ZUU online 7/23(土) 19:10配信

米大手投資会社ウェルズ・ファーゴが2017年にはロボット・アドバイザーを導入する意向を明らかにした。1万ドル(約105万7900円)以上の資産を所有する顧客1000人を対象に実施した調査では、「利用を検討する」と回答したのはわずか5%にとどまった。

またロボアドに関する基礎知識があるのは45%だった。

しかしウェルズ・ファーゴは、ロボアドが顧客にもたらす恩恵を優先事故とし、導入後は顧客間でロボアドが急速に浸透すると確信している。

■デジタル化に消極的な高齢層への意識改革が必須

WealthfrontやBettermentといったスタートアップを、一躍金融産業の表舞台に押し上げた次世代投資ツール、ロボアド。既存のファイナンシャル・アドバイザーを縮小しかねない驚異的な勢いを目の当たりにし、採用検討に乗りだす大手企業が後を絶たない。

ウェルズ・ファーゴのロボアド計画については、すでに昨年から報じられていた。デジタル・ツールを好むミレニアル世代、小口投資家など、新たな顧客層にアプローチする効果的な手段としては、これ以上最適なツールは考えられないだろう。

ウェルズ・ファーゴが独自のロボアドを開発するのか、あるいは既存のロボアドを採用するのかなど、詳細についてはいまだ明らかにされていない。

サーベイの結果を見る限り、ウェルズ・ファーゴにとっての最優先事項は、「顧客の目をいかにして、一歩進んだデジタル・サービスに向けるか」の一点に集中しそうだ。

調査に協力した顧客のうち、60%が日常的に基本的なオンライン・ツールを利用して、バンキングなどを行っている。しかし投資となると、管理目的には45%、アドバイスには24%が利用しているのみだ。

こうした傾向は年齢層によって差異が見られ、若年層(50歳以下)はウェブサイトや携帯アプリに重点を置いているのに対し(69%)、高齢層(50歳以上)は支店や電話を好む(59%)。

「ロボアドがデジタル・ツール慣れしている若年層に受け入れられやすい」という事実を考慮すると、ウェルズ・ファーゴは高齢層への効果的なアプローチ法を、開拓する必要に迫られると予測される。

■マコーネル氏「オンライン・ショッピング同様、急速に普及する」

60%の顧客が「顧問アドバイザーがデジタル・ツールを利用するのは問題ない」と回答しているが、これに対しても若年層は68%、高齢層は55%と、若年層の方がよりオープンな姿勢を見せている。

興味深いのは、54%が「高質なデジタル・ツールを採用しているアドバイザーに信用が置ける」と回答している点だ。「デジタルに精通したアドバイザーは信用できない」のは15%と圧倒的に少数派で、「人間とデジタルを同じくらい信用する」のは28%だ。

特に10万ドル(約1057万9000円)以上の大型投資を行っている顧客は、「投資に関与したい」と強く希望しており(37%)、全体では64%が何らかの関与を望んでいる。「完全にアドバイザー任せがよい」と答えたのは4%しかいない。

「自分でポートフォリオを管理する自信がある」のは61%(男性67%、女性58%)、「自分で正しい投資プランを計画する自信がある」のは46%(男性55%、女性37%)という結果だ。

ウェルズ・ファーゴのデジタル部門責任者、デヴォン・マコーネル氏は、予想される数々の壁を乗り越えることについては、楽観的な見解を示している。

10年前まではマイナーだったオンライン・ショッピングが急速に普及した例を挙げ、「デジタル・ツールも同様の運命をたどる」という。

「多くの顧客がすでにロボアドの存在を認識している」点を強みに、今後積極的に普及を促進する意気込みだ。

「デジタル・ツールは企業と顧客間の信頼を強化してくれる」とするなど、デジタル化があらゆる層の投資家にとって、いかに重要になってくるかという点を主張している。(FinTech online編集部)

最終更新:7/23(土) 19:10

ZUU online

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。