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広島・黒田、200勝の権利を手に降板 7回無失点の好投

デイリースポーツ 7月23日(土)19時58分配信

 「広島-阪神」(23日、マツダスタジアム)

 日米通算200勝に王手をかけている広島・黒田博樹投手(41)が、7回を投げて5安打無失点。勝利の権利を持って降板した。

【写真】無失点で5回を投げ終え、ナインとタッチ

 最大のピンチは七回だ。併殺崩れと四球で2死一、二塁。迎えた荒木をあっさり2球で追い込むと、1ボール2ストライクからの3球目、内角低めに144キロの「フロントドア」ツーシームをズバッと決めた。全115球。得点は許さなかった。

 序盤からの大量援護を、必死の投球で守った。初回、先頭の緒方に中前打を浴び、1死二塁と得点圏に走者を背負った。だが、高山を内角のボールゾーンから、ストライクゾーンに入ってくる通称「フロントドア」で空振り三振に。福留を四球で歩かせたが、続くゴメスは強気の内角攻めで、バットを折る遊ゴロでピンチを脱した。

 さらに二回は、先頭の鳥谷に右前打を許したが、新井をツーシームで空振り三振。梅野からも外のスライダーで空振り三振を奪うと、岩崎を三ゴロに抑えて無失点。三回は上位打線を三者凡退に斬って攻撃のリズムをつくった。四回も福留に右前打を浴びたが、後続を抑えて無失点。大量リードの展開でも、隙を見せることはなかった。

 五回は坂本を中飛、代打・伊藤隼を一ゴロに斬ると、緒方は内角のツーシーム「フロントドア」で見逃し三振に。ツーシームにスライダー、スプリット、カットボールなど、多彩な投球を駆使。序盤から危なげない投球で阪神打線を封じた。

 初回、一塁ベンチからゆっくりマウンドに向かうと、試合開始前から超満員に膨れあがった球場全体から「黒田、頑張れ」-の大合唱。土曜日ということもあって、午前中から球場周辺は人だかりができた。試合開始前にスタンドは超満員。通路にも人があふれ返る中、名前がコールされると、15番の背中には大歓声が送られた。

 序盤から光る持ち前の投球術で、全115球。最速147キロと気迫の投球で封じた。阪神戦は球団別の勝利数でトップの23。今季4試合目の登板で1勝0敗(防御率1・59)、昨年は4勝0敗(防御率2・40)と、日本球界復帰後は負けなしの虎キラー。日米通算200勝達成の瞬間は、目前となった。

最終更新:7月23日(土)22時21分

デイリースポーツ