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まさに狂気?カンヌを揺るがした“美しき天才”、グザヴィエ・ドランの魅力

dmenu映画 7月23日(土)18時0分配信

2014年の審査員特別賞につづき、今年のカンヌ国際映画祭で見事グランプリを受賞した、カナダの美しき俊英グザヴィエ・ドラン。8月6日(土)より公開となるダニエル・グルー監督作『神のゆらぎ』においても重要な役柄を務めるなど、監督としてのみならず、俳優としても活躍しているドランの魅力に迫ります。

類稀なる才能と美貌を兼ね備えた早熟若手実力派!

インスタグラムを思わせる1:1の画角が特徴的な映画『Mommy/マミー』で、第67回カンヌ国際映画祭の審査員特別賞をJ=L・ゴダール監督とともにW受賞し、審査員長のジェーン・カンピオンに敬意を表した感動的な英語のスピーチが大きな話題となったグザヴィエ・ドラン。

今年のカンヌでもマリオン・コティヤールやレア・セドゥを始めとした豪華キャストが出演する最新作『It's Only The End of The World(原題)』で見事グランプリ に輝き、類稀なる才能と美貌を兼ね備えた若手実力派監督として、世界の巨匠たちに堂々と肩を並べています。

6歳のころから子役として活躍していたドランですが、「ただ待っていてもやりたい役のオファーがこないので、自分で自分に役を与えるために監督になった」とコメントしているように、わずか17歳で脚本を書き上げ、19歳で初監督した“母殺し”がテーマの映画『マイ・マザー』(カンヌの監督週間部門で3冠獲得!)や、甘酸っぱい三角関係を描いた『胸騒ぎの恋人』、サスペンスの要素溢れる『トム・アット・ザ・ファーム』といった作品で主演を務めているほか、過去にはシャルル・ビナメ監督作『エレファント・ソング』にも出演。巧みな話術で精神科医を翻弄する患者役など、自ら率先して難しい役柄にチャレンジしてきました。

ドランの魅力は、どことなく狂気を孕んだその眼差しにあり!

そんな彼が俳優として出演を熱望した作品が、7月16日(土)~8月19日(金)に新宿シネマカリテで開催される「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2016」内においてプレミア上映されます。ドランが末期の白血病を患うエホバの証人を演じる、ダニエル・グルー監督作品『神のゆらぎ』です。

繊細さと爆発力を併せ持つドランの魅力は、どことなく狂気を孕んだその眼差しにあります。愁いを漂わせる横顔は、『神のゆらぎ』においてもメインビジュアルを飾るほど。とはいえ、墜落する運命にあるキューバ行きの飛行機に偶然乗り合わせた男女の数奇な人生が、現在と過去を往来しながら交錯するさまを描く物語において、ドランが果たしているのは、ある種の狂言回し的な役割ともいえます。「今までやったことがない役柄だったので、ぜひ演じてみたいと思った」と語るように、自身が監督する作品では垣間見せない側面も、俳優として出演する作品においては引き出されているにちがいありません。

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最終更新:7月23日(土)18時0分

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