ここから本文です

Ema、小倉智昭氏や世界的サックス奏者が認める注目ジャズシンガー/インタビュー

MusicVoice 7/23(土) 11:30配信

 女性ジャズシンガーのEma(エマ)が27日発売のアルバム『Respirar』でメジャーデビューする。音楽通として知られる『とくダネ!』(フジテレビ系)のキャスター、小倉智昭氏が自らプロデュースを買って出るほどの魅力溢れた歌声は、キューバのジャズシーンに名を馳せる世界的サックス奏者、セサル・ロペス氏からも「スイートヴォイス」と評されている。そのセサル氏がプロデュースした本作は、尾崎豊の「I LOVE YOU」をはじめ「島唄」(THE BOOM)や「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)、「Stay With Me」(Sam Smith)などの邦洋楽ヒット曲をジャズやボッサ、ラテンなどにアレンジし大胆にカバー。Emaも「キューバで感じた事やミュージシャンの息づかいなどがそのままパーッケージ化された」と語るように、レコーディング、ミックスをおこなったキューバの風、空気感が感じられる1枚となっている。Emaはミュージカル女優として活躍後、ジャズシンガーに転身。デビューのきっかけは小倉氏に送ったデモCDだった。これまでの経緯、そして小倉氏、セサル氏との出会いについて話を聞いた。

ミュージカル女優として活躍も…

――Emaさんはジャズシンガーになられる前、ミュージカルや舞台で活動されていたと聞きました。これまでどういった道を歩まれてきたのでしょうか?

 自分で振り返ってみてもかなり色んな方向に活動してきました。紆余曲折というんですかね、それで今に至っています。最初は劇団四季の「ライオンキング」に出たのがきっかけで、そこからミュージカルなどたくさんの作品を通して、いつの間にか「やりたい事は歌だ」という事に絞られていって今に至るという感じですね。

――「ライオンキング」に出演されたのが9歳の頃でしたか? その頃は自分の意志で舞台に出たいと?

 9歳の時でした。親に言われて出演していたと思っていたんですけど、母から言わせると「お母さん、これに出たい」と自分から言ったらしいんですよ。あまり覚えていないのですが、確かCMでオーディションの情報が流れたのを見て。

――当時の記憶はありますか? 稽古が厳しかったとか。

 稽古の記憶はすごくあります。ダンスを始めたのが最初のきっかけなんです。近所の焼き鳥屋のおばちゃんが、あまりにおてんばでエネルギーが有り余っている私を見て、スタジオを紹介してくれたんです。そこは歌やお芝居も教えている所で、そこからミュージカルをやってみたいという気持ちが芽生えたんです。毎日、3レッスン。学校終わって3時間、ダンスのレッスンをやって、家に帰ってくるのが夜の10時や11時。そういう生活を週3~4日ほど。ほとんどダンス漬けの日々を送っていました。

――自分から言い出したとはいえ「休みたい」や「辞めたい」と思ったことは?

 思った事は一度もないですね。大変だったり、悔しくて泣いたことはいっぱいあったんですけど。

――そのような負けず嫌いな性格ややんちゃなところは幼少期からですか?

 今、昔のビデオとかを見ても「あちゃあ!」と思うような事がいっぱいあります。木や遊具に登って降りられなくなったりとか(笑)。

――音楽が日常的に流れているような家庭環境だったのでしょうか?

 そうですね。おじいちゃんの代からなんですけどすごくジャズが好きで。その影響で母がジャズを好きになりまして、更にその影響でやっぱり私もジャズが好きになって、という連鎖が起きていました(笑)。

――では知らぬ間にジャズが体に染み込んで?

 生まれた時から家ではジャズやボサノバが流れていました。

――ジャズにミュージカルにと恵まれた音楽環境のなかで、中学生以降はどのような生活を送ってこられましたか?

 小学校3年生から2年間ほど劇団四季の「ライオンキング」に出ていましたので、小学校にはあまり行けてはいなかったんです。それでも楽しく学校生活を送れていたのですが、私の中で舞台が一番大きな存在でしたので何の迷いもなくそちらの道を進んでいました。中学生くらいまでは子役として色んなミュージカルに出ていました。とは言いましてもちゃんと勉強もしていました。

――物心がつく前から舞台などをやってこられて、最終的に音楽の道に進んだということは、きっと何かしらのきっかけがあろうかと思います。どこかで「私の道はこれではないかも」と気付いたなど。

 そうですね…。「何かが違う」という事しかその時は分からなくて。「このままじゃいけないな。何だろうこのモヤモヤは?」と思って。私は、頭よりも先に行動するタイプみたいなので、「とりあえず歌をやってみよう!」という事で、代々木にあるジャズの老舗「NARU」という店があるんですけど、ジャズは聴いた事も踊った事もあるけど歌をやるとは全く思っていなかった状態で、そのままオーディションに行ったんです。毎年2回くらいおこなわれている「NARU」に出演するボーカリストのオーディションに。そこからジャズのお店にお世話になるようになったというのがきっかけですかね。

――それはいつ頃ですか?

 20歳になったくらいの頃なので、2010年の後半ですかね。ミュージカル「ピーターパン」の後です。

1/6ページ

最終更新:7/23(土) 11:30

MusicVoice