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【ブラジル】「流れ弾」犠牲者120人に 被害は動物たちにも=リオ

サンパウロ新聞 7月23日(土)4時14分配信

 リオ市内では警察と犯罪グループの間での撃ち合いによる「流れ弾」の被害が相次いでいる。13日付伯字紙は、ここ5日間で流れ弾を受けた8人を含めて、2016年に入ってからの流れ弾による被害者の数はすでに120人に上っており、そのうちの32人が死亡したと伝えている。

 国際連合が公表したデータによれば、15年に流れ弾を受けた被害者の数は、ブラジルはベネズエラに次いでラテンアメリカで2番目に多く、死亡した人の数はベネズエラ、コロンビアに次いで3番目に多かった。

 流れ弾によって命を落としたり負傷したりしているのは人間だけではない。11日に市内北部で起こった麻薬売人と軍警察の撃ち合いの際には、1匹の犬が首や大腿部などに5発の流れ弾を受け、国際動物保護者連合(Suipa)によって救助された。

 同連合のイザベル・ナシメント代表によると、少し前までは撃たれた動物の救助は2~3カ月に1件というペースだったが、最近はそれが20日に1件になったという。同氏は「動物たちさえも人間同士のこの戦争の流れ弾から逃れられない」と話す。また、同連合の獣医師は「動物たちが暴力の犠牲者になっているというのは人間の尊重の欠如の結果だ。生命への敬意の欠如だ」としている。

サンパウロ新聞

最終更新:7月23日(土)4時14分

サンパウロ新聞