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まさかのCG不使用の映画の特撮シーン10選

ギズモード・ジャパン 7月23日(土)20時41分配信

あんな危険なことを実際にやったの!?

昨今の映画は揃いも揃ってCGを使っているように思えますが、必ずしもそうとは言えません。派手なカーアクションと爆発が多い、「マッドマックス 怒りのデスロード」がCGをほとんど使っていないことで大きな話題になりましたが、最近はビッグバジェットもプラクティカル・エフェクトやスタントを好む傾向にあるようです。

そこで今回は、ScreenRantがまとめたCG不使用のクールなSFXシーン(https://youtu.be/6vwMoH2LqLc)をご紹介します。

■ 「ダークナイト ライジング」

冒頭のベインと彼の傭兵がCIAの飛行機をハイジャックするシーン。逃走するために別の飛行機に移動するシーンはCGIのように思えますが、クリストファー・ノーラン監督はアレをリアルにやらせたそうです。スタントマンが本物のC-130ジェットから飛び出し、CIAの飛行機の外観ショットはヘリコプターから飛行機の胴体を吊るして撮影したそうです。

飛行機の羽が外れたシーンではモデルが使用されていますが、最後に落ちる機体の胴体は本物を使っています。そして何が一番驚きかというと、このシーンの撮影に費やした期間がたったの2日ということでしょう。


■ 「スター・ウォーズ フォースの覚醒」

J.J.エイブラムス監督は、BB-8をCGではなく実際に動かして演技させていました。パペッティアによって操作される1体を含む全7体のBB-8が作られたと言います。


■ 「スピード」

本作は驚くほど低予算ですが、CGI全盛になる前に作られた映画なので、CGが使われていないといえば当然。

この映画の中に登場するスタントのほとんどが実際に演じられたもので、最大の見せ場となるのは作りかけのフリーウェイの間にあいた50フィート(約15メートル)のギャップをバスでジャンプするシーンです。

これは周囲が大反対する中、ヤン・デ・ボン監督がどうしてもと押し切り、最終的に1人のスタントマンが了承。時速98キロほどまで加速し、ギャップを跳びました。その結果、予想をはるかに上回る30メートルを超える大ジャンプを見せたそうです。


■ 「スカイフォール」

オープニングの列車シーンでの、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグと敵役のファイトシーンは、実際に足場の悪い電車の屋根の上で撮影されました。彼らの体を支えるのは細いワイヤーのみだったそうです。


■ 「ジュラシック・パーク」

歴史に名を刻むCG映画と言われる「ジュラシック・パーク」ですが、CGの部分は意外に少なく、プラクティカル・エフェクトが多く使われています。

例えば、フルスケールのティラノサウルスはアニマトロニクス、キッチンでのヴェロキラプトルと子供達のハントシーンもパフォーマーがラバースーツを着て演じているんです。


■ 「アメイジング・スパイダーマン」

サム・ライミ監督のスパイダーマントリロジーでは、ピーター・パーカーがニューヨークの街を自在に飛び回るシーンをデジタル・エフェクトで再現していましたが、マーク・ウェブ監督はスタントマンを60フィート(約18メートル)の高さから、靴紐と同じくらいの太さのワイヤーに吊るして演技させたそうです。

ワイヤーがつなげられたレールのウィンチは下にさがるようになっており、そのおかげでスウィングするたびに綺麗なアークが描けたとのこと。


■ 「172時間」

CGが多用される昨今、キャラクターが体の一部を失うシーンなどでは、問題の箇所をグリーンかブルーのカバーで覆い、ポストプロダクションで加工しています。しかし、「172時間」の失神者、嘔吐者続出の生々しい腕切断シーンはそうではありません。

ダニー・ボイル監督は昔ながらの義肢を使って撮影しています。このシーンのために作り物の腕を3本用意し、そのうちの一本はジェームズ・フランコの腕を再現したもの、他の2本は切断する筋組織や骨が入っているものだったとのこと。

フランコはこの義手を完全に切らなくてもいいようになっていたようですが、撮影が始まると彼はうまい具合に切り離してしまい、その勢いで後ろに倒れてしまいました。予想外の展開だったようですが、ボイル監督はこのテイクを採用したようです。


■ 「スター・トレック」

ネロのドリルを無効化しなくてはならないカークとスールーとオルソンは、スカイダイビングで降下しますが、これはもともと実際にハーネスをつけた俳優らが降下して撮影されていました。しかし、頭に血が上り、俳優たちが何度も失神してしまうので、エイブラムス監督はこの方法を断念。

最終的に、鏡の上に俳優たちを立たせ、撮影の角度で鏡に写り込んだ空を捉えることで、彼らが空から降下してくるように見せたそうです。


■ 「ダークナイト」

ゴッサムシティで繰り広げられたバットマンとジョーカーのカーチェイスシーン。この中で、大型トラックが道路で縦にひっくり返りますが、あれは本物のトラックを使って実際に撮影されたもの。

スチーム・ピストンのメカニズムを作ってトレイラーに搭載し、何度もテストした後、シカゴの街の区画を通行止めにして撮っています。


■ 「インセプション」

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの回転ホテルファイトシーンは、実際に回転するセットを作って撮影されているというのは有名な話。しかし、これだけではありません。

クリストファー・ノーラン監督はメンバーが夢に入った時に電車が道路を滑走し、次々に車にぶつかるというシーンも、実寸大の電車を作ってから大きなトラクターに積んで街中を走らせています。

source: YouTube
Casey Chan - io9[原文]
(中川真知子)

最終更新:7月23日(土)20時41分

ギズモード・ジャパン