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鉄道のまち、鳥栖の誇り 機関車「268号」絵本に 松枝さん企画 23日夜市で披露

佐賀新聞 7月23日(土)11時5分配信

 昭和29年まで鳥栖機関区で活躍し、鳥栖市重要文化財にも指定・保存されている268号機関車をモデルにした絵本ができた。制作者はJR鳥栖駅にほど近い鳥栖市本通町で美容室を営む松枝善晴さん(41)。23、30の両日開かれる本通筋商店街の土曜夜市で、絵本のお披露目を兼ねてキッズダンスや読み聞かせ会を開く。

 268号機関車は明治後期に製造された230形機関車のうちの1両。鉄道のまちとして栄えてきた同市のシンボル的存在で、JR鳥栖駅東側に保存展示されている。現存するのは京都鉄道博物館にある233号(国指定重要文化財)と、この2両だけという。

 絵本のタイトルは「ゆめをはこんだきかんしゃのおはなし。 みんなのふろやん」。4歳と2歳の子どもの父親である松枝さんが「鉄道の町として歩んできた歴史を子どもたちに知ってほしいし、市民の誇りとして伝えていきたい」と制作を思い立ち、268をもじって主人公の機関車を「ふろやん」と名付けた。電車に取って代わられ、活躍の場を失った機関車が市民の声で保存されるまでを、子どもにも分かりやすいストーリーにまとめている。

 松枝さんが企画した内容を、知人で同市在住のコピーライター岡優一さんが文章化し、福岡市出身のイラストレーター中本吉郎さんがカラフルな絵を付けた。絵本の最後にはテーマソングと塗り絵も載せ、100冊作った。

 23、30日は18時半から商店街のステージで、テーマソングに合わせて子どもたちがダンスを披露した後、絵本の読み聞かせをする。夜市の問い合わせは本通筋商店街振興組合、電話0942(83)3648。

最終更新:7月23日(土)11時5分

佐賀新聞