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ARMのソフトバンク入りでアップルの戦略に変化は?

ニュースイッチ 7月23日(土)14時47分配信

MacのAシリーズに統一は当面なし?

 世界を驚かせたソフトバンクグループによる英半導体設計大手、ARM(アーム)ホールディングスの巨額買収。ARMの創設にも関わり、ソフトバンクとも取引がある米アップは今後、どのように動くのか。

 アップルがiPhone/iPadに採用している自前プロセッサーのAシリーズがARMベースなのに対し、MacBookなどラップトップやデスクトップ型ではインテル製プロセッサーを搭載している。

 以前からMacもいずれAシリーズに統一するのではとの観測がくすぶってはいるものの、ソフトバンク傘下のARMに運命をゆだねるのもリスクがないわけではない。

 当面はAシリーズ、インテル製プロセッサーそれぞれに牽制球の役目を担わせながら、アップルとしては調達交渉を有利に運ばせるという戦略をとるとみられる。

 プロセッサーの製造面での動きといえば、今年3月にARMと台湾TSMCが、次々世代の7ナノメートル(nm)の製造プロセスを持つ半導体プロセッサー(MPU)の製品化に向けて技術協力すると発表。TSMCは早ければ2017年にも7ナノチップの生産に入る見通しという。2018年にアップルが発売予定のiPhoneに、この7ナノプロセスを採用した「Aシリーズ」プロセッサーが搭載される可能性がある。

 現在のiPhone6s/6s Plusに使われているARMベースのA9プロセッサーは、14ナノ(サムスン製)または16ナノ(TSMC製)のプロセスを採用。これに続き、2016年秋に発売が見込まれる新型iPhone用の「A10」プロセッサーはTSMCが全量供給するのではと噂されているが、TSMC側で10ナノタイプの量産が間に合わないことから、次のiPhone7にはiPhone6s/6s Plusと同じ16ナノプロセスのプロセッサーになる可能性があるという。

 今回、技術提携の対象となった7ナノチップは、やはりARMとTSMCが協力する16ナノおよび10ナノと同じFinFETというタイプ。従来の平面型ではなく、絶縁基板上のゲートを挟んだ形で直方体のソースとドレインがフィンのように並ぶ立体構造をしていて、高速動作と省電力が特徴となっている。

最終更新:7月23日(土)14時47分

ニュースイッチ

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