ここから本文です

県川崎高が快挙 写真甲子園、本選へ 定時制初、県勢14年ぶり

カナロコ by 神奈川新聞 7月23日(土)15時38分配信

 全国から選抜された高校代表のカメラマンが腕を競う「写真甲子園」に、定時制としては初、県勢としては14年ぶりとなる出場を県立川崎高校(定時制)が勝ち取った。「都会の中にひそむ光」を写し出し、過去最多の527校の応募の中から18校しか進めない本選に初出場する。26日の北海道東川町での開会に向け、腕を磨いている。 

 代表は、写真部の村上明日香部長(17)と中村諒生さん(18)、吉田翔登さん(17)の3人。いずれも同部に入って本格的に写真を始めた「高校デビュー」。

 村上さんと中村さんは昨年、南関東ブロック大会で敗退した経験を持つ。「撮影時間が少ない。歩き回ったのかと、と審査員の評がきつかった」と2人。今回は、3~5月にかけて品川駅や東京駅、府中本町駅などの周辺や学校で時間を十分にかけて撮影。「春3カ月間の『のどかな日の光』」の意の「九十の春光」と題した7枚の組み写真で応募。

 人を写さずに、ビルのアトリウムや公園のSLの運転台、階段の裏側など幾何学的な構図の中に都会の中の「冷たい硬い光」を表現した。ブロック大会でのプレゼンも高評価で南関東代表2校に選ばれた。

 本選では、美瑛や上富良野、大雪山国立公園などを舞台に、テーマに沿って3日間、撮影、作品選定、公開審査を繰り返す。「心(メッセージ・パワー)」「技(テクニック)」「眼(オリジナリティー)」の3項目で審査される。県内からはまだ、全国優勝はないが「自然の中や農家の人とおしゃべりしながら、楽しんでシャッターを切りたい」「キタキツネが撮れたらと期待している」と気負いはない。「写真は、一瞬を切り取っておけるもの」と3人は口をそろえる。北の大地で青春の一こまを刻みに行く。

最終更新:7月23日(土)15時38分

カナロコ by 神奈川新聞