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トランプ氏、北朝鮮のミサイル防ぐのにMDは役に立たない

ハンギョレ新聞 7月23日(土)15時52分配信

インタビューで立場を明らかに 「在韓米軍駐留しているのに何をやってきたのか」、「北朝鮮はおかしくなっている」

 米共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏が在韓米軍の撤退可能性に再び言及し、北朝鮮のミサイルを防ぐのにミサイル防衛(MD)システムは役に立たないと主張した。

 トランプ氏は、共和党全党大会が開かれているオハイオ州クリーブランドで20日(現地時間)に行った米紙ニューヨークタイムズとのインタビューで、「(日本などにMDが)長い間存在したが、今も実質的に役に立っていない。私たち(米国国民)はお金を無駄にしている」と主張した。トランプ氏は「北朝鮮(ミサイル)が米国に到逹するかもしれない日に備えるのにMDは役に立つだろう。そこで(日本で)ミサイルを迎撃する方がはるかに簡単ではないか」と問われ、こう答えた。

 トランプ氏のこうした発言は、ニューヨークタイムズの記者と在韓米軍駐留の効用をめぐり論争を繰り広げる過程でされた。このためトランプ氏が政権を握る場合、バラク・オバマ政権の高高度防衛ミサイル(THAAD<サード>)の朝鮮半島配備と韓米日3国間のMDの構築に対する再検討が行われる可能性に注目が集まっている。

 トランプ氏は同日のインタビューで安保同盟について問われ、「私も引き続き(同盟国を防衛)できることを望んでいるが、非常に富裕な大国から保護にかかる莫大な費用を合理的に補償してもらえないなら…これらの国に『おめでとう。これからは自分で自分を守るようになる』と言う用意ができている」と答えた。トランプ氏の言う「非常に裕福な大国」には、欧州や日本はもちろん、韓国も含まれているものと見られる。

 トランプ氏は、「1950年に(在韓)米軍がなかったため、韓国で戦争が起きたのではないか」と指摘し同盟の効用を主張する記者に、「(米軍が駐留しても)これから韓国で平和を維持されるだろうという保障がどこにあるのか」と反論した。トランプ氏はさらに「今まで私たちは何をしたのか。北朝鮮はますます強くなり、核武装をした。北朝鮮は今、ボイラーのようだ。平和を目撃したと言うかもしれないが、北朝鮮はますますおかしくなっている。彼らはますますミサイル実験を行っている」と述べた。そのうえで「交渉ではドアを開け出ていく準備ができていなければならない」と述べ、「米軍撤回」を武器に分担金の引き上げを要求しながら、韓国などの同盟国を圧迫するつもりであることを隠さなかった。

 トランプ氏は今年3月に防衛費分担金の再交渉を求めて米軍の撤退に初めて言及したが、その後、彼の外交参謀らはトランプ氏の発言が必ずしも米軍の撤退を意味するわけではないと発言の(内容と)強度を調節してきた。

クリーブランド/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月23日(土)15時52分

ハンギョレ新聞