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[社説]サムスングループ会長の衝撃的な買春疑惑

ハンギョレ新聞 7月23日(土)12時47分配信

 サムスングループのイ・ゴンヒ会長の「買春疑惑」を示す動画が公開され、衝撃を与えている。

 深層報道専門メディア「ニュース打破(タパ)」は21日夜、動画と共に、イ会長が2011年12月から2013年6月まで5回にわたり、ソウル江南区三成(サムソン)洞の自宅と論硯(ノンヒョン)洞の高級マンションで売春行為をした疑惑があると報じた。動画には、イ会長と女性たちが性的関係を暗示する会話を交わすシーンや、イ会長が女性たちに現金の入った封筒を渡す場面などが出てくる。ニュース打破は「毎回20~30代の女性らが3~5人ずつ登場し、彼女たちには1人当たり500万ウォン(約46万6000円)程度のお金が支給されたようだ」と伝えた。この動画は現場に行った女性たちのうち一人が撮ったものと推定され、この女性と他の共謀者が動画でサムスンを脅迫し、金を脅し取ろうとしたようだと同メディアは報じた。

 ナ・ヒャンウク前教育部政策企画官の「民衆は犬や豚」の妄言やジン・ギョンジュン検事長とキム・ジョンジュ・ネクスン代表の株式収受問題、ウ・ビョンウ大統領府民政首席のスキャンダルに続き、国内最大の財閥会長の高額買春疑惑まで明らかになったことで、厳しい毎日を生きている庶民の怒りと挫折感が爆発寸前まで高まっている。多くの人が映画「インサイダーズ/内部者たち」が現実の中でワンシーンずつ再現されていくと嘆く。

 映画を見ながら「まさかあそこまで堕落するだろうか」と首を傾げた自分の純粋さを責めたくなるような状況が起きている。韓国社会の上位1%の恥知らずで、不道徳な行動を自分の目で確認する惨憺たる心境は言葉では言い表せないほどだ。

 イ会長の買春疑惑の動画について、サムスングループは「イ・ゴンヒ会長と関連し、お騒がせしたことについて申し訳なく思う」と謝罪した。しかし、今回の事案は何行かの謝罪で終わるようなものではない。信憑性がかなり高い動画を通じて、買春疑惑が持ち上がったからだ。性売買は処罰を伴う違法行為だ。また、売買春の過程にサムスングループ系列会社の役員が関与した情況も出てきた。イ会長やサムスングループは共に法的責任を免れない状況にある。イ会長が2014年5月、急性心筋梗塞で倒れてから2年以上にわたって意識不明の状態が続いている事情を考慮しても、捜査当局の迅速かつ徹底的な調査は避けられない。インターネットやソーシャルメディアではもう「法の下で万人は平等である」、「今回の事件がどう処理されるのか、目を見開いて見守ってみよう」など批判的な世論の動きが出ている。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月23日(土)12時47分

ハンギョレ新聞