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海岸にグンバイヒルガオ 白浜町臨海

紀伊民報 7月23日(土)16時47分配信

 和歌山県白浜町臨海の京都大学瀬戸臨海実験所前の南浜海岸で、亜熱帯から熱帯にかけて分布する海浜植物グンバイヒルガオが2株見つかった。円月島の近くで観光客が多く、高波にさらわれやすいことから、22日、発見者らが近くの北浜海岸に移植した。

 発見したのは実験所元職員の田名瀬英朋さん(74)。今月15日にウミガメの上陸調査をしていて見つけた。今後、観光客が多くなり、台風の接近も心配されることから、実験所の久保田信准教授(64)に相談。2010年に確認例がある北浜海岸に移植することにした。

 22日、田名瀬さんらは、株の主根から伸びる1メートルほどの細長い根も切らずに丁寧に掘り起こした。北浜海岸は久保田准教授が漂着物の定点観測をしており、移植した株を見守っていくという。

 この植物は種子がまれに県南部に流れ着き発芽するが、ほとんどが越冬できずに枯れている。串本町などでは越冬も確認されている。田名瀬さんは「うまく越冬して花を咲かせてくれれば」と話している。

最終更新:7月23日(土)17時30分

紀伊民報