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水掛神輿に囃子 金沢・柿木畠の夏を盛り上げ

北國新聞社 7/23(土) 3:29配信

 柿木畠の「水掛神輿(みずかけみこし)祭り」を盛り上げようと、囃(はや)子(し)望月流家元の望月太左衛門さんの娘・望月太左衛(たざえ)さん(東京)がオリジナルの囃子を作る。太左衛さんは24日の祭りに参加し、担ぎ手とともに町内を巡りながら囃子のイメージを膨らませる。祭りは今年で10回目を迎え、柿木畠の夏の風物詩として定着している。来年以降は囃子も加わり、一層にぎやかになりそうだ。

 太左衛さんは、金沢の三茶屋街の芸妓(げいこ)が総出演する金沢おどり(北國新聞社など主催)に地方(じかた)として出演するなど金沢と縁が深い。昨年、水掛神輿祭りの存在を知って「太鼓や笛の演奏があればもっと華やかになるのではないか」と囃子をつくることを祭りを運営する柿木畠振興会に提案した。

 東京・浅草の三社祭などでも祭り囃子を担当する太左衛さんは、「武家文化の力強さや伝統工芸にみられる金沢の華やかさを伝える、江戸風の明るい曲にしたい」と意気込んでいる。

 柿木畠振興会は笛や太鼓、鉦(かね)を用意し、太左衛さんにつくってもらう囃子を自分たちで演奏する準備を調えている。

 水掛神輿祭りは2007年、同振興会が柿木畠商店街のにぎわい創出を目指して始めた。藩政期に防火目的でカキの木を植えたという地名の由来にちなみ、神輿の担ぎ手に沿道から防火の水を掛けて無病息災や家内安全を願う。

 帰省のため金沢を離れる大学生や留学生も参加しやすいように、今年は、例年8月の祭りを1カ月前倒しする。

 21日は本多町3丁目の石浦神社で振興会の会員が本番に向けて神輿10基のしめ飾りを取り換えた。振興会の竹内公明常務理事(56)は「囃子によって祭りにどんな色が加わるのか楽しみだ」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/23(土) 3:38

北國新聞社