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珠洲温泉銭湯道、初の銘人誕生 愛知の佐野さん、3年通う

北國新聞社 7月23日(土)3時29分配信

 珠洲市内の温泉や銭湯、民宿などを巡るスタンプラリー「珠洲温泉銭湯道」で、愛知県武豊町の公務員佐野勇さん(52)が3年がかりでスタンプ88個を集め、初の「銘人」位に認定された。珠洲出身の大学教授の講義を受けたことを契機に珠洲に興味を持ち、自宅との往復1千キロの道のりを繰り返し通った佐野さんは「珠洲の景色と人情は最高だ」と笑顔を見せ、珠洲の銭湯関係者は県外在住者の認定に「珠洲ファンをもっと増やしたい」と意気込んだ。

 珠洲温泉銭湯道は温浴とスタンプラリーによる観光振興を目的に、珠洲市出身の浦達雄大阪観光大教授の提唱で2013年6月から始まった。現在は市内11施設が加盟し、観光客が持ち込む台紙にスタンプを押している。加盟施設でつくる実行委員会は、うち8施設を巡った人を「名人」、名人位を11回獲得した人は「銘人」と認定する。

 全国の温泉を旅することが趣味の佐野さんは、浦教授の講義「温泉観光実践士」を受けて珠洲の温泉に興味を持ち、スタンプラリーに参加した。バイクや乗用車で、何度も愛知と珠洲を往復し、スタンプを集めた。内浦と外浦の海と山の美しさ、魚介や野菜など新鮮食材の食事のおいしさ、旅先で出会う珠洲の人情にほだされた。

 佐野さんは16日に珠洲市宝立町鵜飼の銭湯「宝湯」で88個目のスタンプを押してもらい、17日に同市野々江町の道の駅すずなりで認定式に臨んだ。佐野さんは「浴槽で地元の人と会話するのがとても楽しい。珠洲は何度来ても新鮮な驚きがある」と話し、実行委員長の橋元信勝さん(61)から認定証を受け取った。

北國新聞社

最終更新:7月23日(土)3時38分

北國新聞社