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沖縄地方、ゲリラ雷雨が倍増? 気象情報会社が予想

琉球新報 7月24日(日)11時0分配信

 この夏、沖縄地方は昨年より多い「ゲリラ豪雨」に見舞われる? 民間の気象情報会社ウェザーニュースは、7月18日から9月30日までの間に沖縄地方で「ゲリラ雷雨」が発生する回数は昨年の2・2倍となり、80回程度になると予想している。これについて専門家は「集中豪雨をもたらす雲の発生を約2カ月先まで予測することは困難だ」と慎重な見方をしながら「黒い雲を見掛けたら河川に近づかないようにするなど警戒が必要だ」と呼び掛けている。

 ウェザーニュース社は突発的な雷雨を「ゲリラ雷雨」と定義。全国から送られた雲の写真と独自の雨量解析から発生を予想している。2015年同時期の発生回数は37回程度と少なかったが、16年は予想される高気圧の張り出しで湿った空気が入り込みやすくなるとみられ、発生回数が増えると予想している。

 ゲリラ雷雨・豪雨は気象学上、明確な定義はない。局地的に突然強い雨が降る現象を指して報道などで用いられる。同社の担当者は「集中豪雨や、沖縄で言われる『カタブイ』もほぼ同じ意味とみていい」と話す。

 集中豪雨は積乱雲が同じ場所で次々と発生・発達を繰り返すことで起こる。短い時間に急激に発達することもあり、予測が難しい。琉球大理学部の山田広幸准教授(気象学)はゲリラ雷雨が多くなるとの予想に「疑問を感じる」と話す。「ただ、2009年に那覇市のガーブ川で集中豪雨による鉄砲水で4人が犠牲になっている。黒い雲を見掛けたら大雨に警戒する必要がある」と呼び掛けた。

琉球新報社

最終更新:7月24日(日)11時0分

琉球新報