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30年にもサミット 天海大僧正ゆかりの地集合

福島民報 7月24日(日)9時54分配信

 福島県会津美里町と町観光協会は徳川三代に仕え、幕府の基礎固めに活躍した町出身の高僧天海大僧正にゆかりの深い地による「天海さんサミット」(仮称)を平成30年にも町内で開く。徳川家発祥の地の一つ、静岡市や大僧正が住職を務めた寺院のある埼玉県川越市などが参加する見通し。町は顕彰委員会を発足させ、関連イベントの企画を進めている。
 静岡、川越両市のほか、それぞれ大僧正が造営した寛永寺のある東京都台東区、日光東照宮が立地している栃木県日光市をはじめ京都府や奈良県の自治体と寺社、商工観光業者らにも声を掛ける考え。
 歴史講演会、関係者によるシンポジウム、町内のゆかりの地を巡るツアーなどを想定している。30年は建設中の町新庁舎・複合文化施設が完成するため、こけら落としの記念行事とする。
 渡部茂町観光協会長や遠藤秀一顕彰委員会長は「謎の多い人物で興味は尽きない。この機会に都市間交流を活発化させたい」と意気込む。渡部英敏町長は「大僧正の顕彰を契機に町の魅力を高めたい。地域活性化の起爆剤となれば」と期待している。

■児童ら天海大僧正理解町教委が出前講座

 町教委は今年度から紙芝居や絵本で天海大僧正を小学生らに紹介する出前講座を始めた。サミットに向けて機運を醸成する。
 町職員が町内の小学校などで紙芝居を使って大僧正の生涯や偉業などを解説している。児童は「天海さん検定」などを通じて楽しみながら学んでいる。
 今月15日には高田小で6年生を対象に授業を繰り広げた。福田美優さんは「大僧正がすごい人だと分かった。家族にも教えてあげたい」と話していた。

福島民報社

最終更新:7月24日(日)16時4分

福島民報