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日本電産にとってソフトバンクは協業相手?それとも競合相手?

投信1 7/24(日) 21:45配信

厳しい環境下でも営業増益を達成した日本電産

日本の電機セクターのなかでとりわけ注目度が高い日本電産 <6594> が2016年7月22日に2017年3月期Q1(4-6月期)決算を発表し、同日午後に決算説明会を開催しました。

急激な円高の進行により、売上高は対前年同期比で減収、税前利益や親会社の所有者に帰属する四半期利益(以下、純利益)は減益となりましたが、営業利益については増益を確保し、四半期ベースで過去最高益を更新しています。

日本電産よりも2日早い2016年7月20日にQ1決算を発表した安川電機 <6506> の場合、営業利益が前年同期比▲40%減でしたが、それでも発表翌日21日の株価は上昇しています。

安川電機との対比では、おそらく、営業増益を達成した日本電産の決算は好決算であると言えると思います。また、株式市場は、既に減収、減益決算に対して耐性ができている可能性が高いため、日本電産の決算後の株価も、税前利益や純利益の減益を悲観視する可能性は小さく、むしろ営業利益の増益に着目が集まる可能性が高いと考えられます。

戦略分野も順調

今回の決算での注目点は、上述したような短期業績の堅調さだけではありません。為替前提を円高方向に見直したにもかかわらず、通期業績見通しが据え置かれた(従来の見通しから変化がなかった)ことや、戦略的に成長分野と位置付けて強化中の戦略2分野(車載及び家電・商業・産業用)が採算性の改善を伴いながら着実に成長を遂げていたことは、中期的な観点から大いに注目できるポイントです。

決算説明会において永守重信代表取締役会長兼社長は、同社のビジネスの約90%が外貨取引であり、現地通貨ベースで見ると大幅に伸びているとコメントしていました。

また、戦略2分野での長期の受注残が増加傾向にあることや、買収した子会社との意思疎通も非常にうまくいくようになり、採算重視で成長を目指すことで現地のマネージメントと共通認識が持てるようになってきたことも強調されていました。

さらに、欧州の景気不安等による株安や円高の進行で、これまで高すぎて買えなかった買収候補の会社の株価も安くなってきたため、これからは再びM&Aを積極的に展開していく可能性も示唆されました。

このようなことから、同社が目指す2021年3月期を最終年度とする中期戦略目標(売上高目標2兆円、営業利益15%以上、ROE18%以上)が単なる「絵に描いた餅」ではないという印象を、改めて持つことができました。

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最終更新:7/24(日) 21:45

投信1

チャート

日本電産6594
10200円、前日比-270円 - 12/2(金) 15:00

チャート

安川電機6506
1767円、前日比-36円 - 12/2(金) 15:00

チャート

ソフトバンクグループ9984
6880円、前日比+6円 - 12/2(金) 15:00

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