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アフガニスタン首都で自爆攻撃、80人死亡 ISが犯行声明

AFPBB News 7/24(日) 7:41配信

(c)AFPBB News

【7月24日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で23日、イスラム教シーア派(Shiite)の少数民族ハザラ人(Hazara)のデモを狙った自爆攻撃があり、少なくとも80人が死亡、231人が負傷した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が同日、犯行声明を出した。2001年以降にカブールで起きた攻撃としては最悪の規模のものとなった。

 自爆攻撃は送電線建設をめぐる政府への抗議デモの最中に発生したもので、カブールでのISによる最初の大規模攻撃となった。ISの攻撃は、イスラム教シーア派とスンニ派(Sunni)が平和な関係を保っていることで知られるアフガニスタンで、両派の宗派間闘争をあおる目的があったとみられている。

 自爆攻撃現場には黒焦げになった遺体やちぎれた手足が散乱した。当局が前夜、デモ参加者の動きを制御するために付近の交差点にコンテナを積んで封鎖していたため、救急車の現場到着が遅れたという。

 アフガニスタン内務省は、「攻撃の結果80人が殉教(死亡)し、231人が負傷した」「初期情報によると、攻撃は3人の自爆犯によって実行された。しかし3人目の自爆犯は治安部隊により射殺された」と発表した。

 負傷者であふれたカブール市内の病院では輸血用血液が不足し、ソーシャルメディアで献血への協力が呼び掛けられた。

 アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は毎年夏季に行っている攻撃の最中だが、今回の事件への関与は強く否定している。

 ISは、IS系通信社アマック(Amaq)を通じてシーア派に対する攻撃だったとする犯行声明を出し、「『イスラム国』の戦闘員2人が、カブールでのシーア派の集会で自爆ベルトを爆発させた」と述べた。アフガニスタンにおけるISの存在は、今まで東部ナンガルハル(Nangarhar)州内に限定されていたが、今回の攻撃は、同国内のISの存在が拡大していることを知らしめる結果となった。

 米首都ワシントン(Washington D.C.)を拠点とするウッドロー・ウィルソン国際学術センター(Woodrow Wilson International Center for Scholars)のマイケル・クーゲルマン(Michael Kugelman)氏はAFPに対し、「アフガニスタンの紛争はおおむね(イスラム教の)宗派間によるものではないが、IS系組織がそこに宗派間闘争の側面を持ち込もうとする懸念はかなり以前からあった」と述べた。

 アフガニスタンの主要情報機関、国家保安局(NDS)は、今回の攻撃がナンガルハル州でも特に情勢が悪化しているアチン(Achin)地区のIS司令官アブ・アリ(Abu Ali)容疑者が計画したものだと述べた。(c)AFPBB News

最終更新:7/25(月) 16:40

AFPBB News