ここから本文です

爪をかむ、髪をいじる、貧乏ゆすり…子どもの気になる「くせ」を直すには?

ベネッセ 教育情報サイト 7/24(日) 12:01配信

爪をかむ、髪をいじる、貧乏ゆすりをするなどの、いわゆる「くせ」。また、散らかしっぱなしで片づけない、忘れ物や遅刻が多いといった、子どもの行動面のくせも気になるものです。これらを直すために、保護者ができることはなんでしょうか。
『人は、なぜ約束の時間に遅れるのか』などの著書があり、行動分析学の立場から、人の行動の原因と本質について研究してこられた島宗理教授にアドバイスしていただきます。
今回は、ストレスがかかったときに出やすいなど、心理面と関係の深い爪かみなどの「くせ」について伺いました。

「くせ」はストレスによって出やすくなる

爪をかむ、髪を引っ張る、貧乏ゆすりをするなど、いわゆる「くせ」(神経性習癖)。くせが出る原因やメカニズムはまだ解明されていませんが、なんらかのストレスがかかったときに出やすいことがわかっています。
つまり、「そのくせ、やめなさい!」と叱るのはストレスのもとになり、かえってくせを助長することにつながります。保護者の小言が、やめるためのハードルを上げてしまうことになるわけです。
また、「くせ」は単なる「行動」であり、本人の性格とは無関係です。「汚い」「だらしない」といった、本人を否定するような言葉は避けましょう。

そもそも「くせ」は直すべきもの?

くせは、直そうと思ってもなかなか直せないもの。本人が直したいと思っていない行動を、他人が変えるのは非常に難しいことです。
たとえば爪のかみすぎで出血や化膿など身体的な損傷が生じる、勉強に集中できない、友達にからかわれるといった問題が起きているなら直す必要がありますが、生活に大きな支障がないなら、そのままにしておくというのも選択のひとつです。
保護者から見て、そのくせに問題ありと思われるのに、本人が気付いていない場合は、叱らずに「今、指をしゃぶってたよ」などと、軽く声をかけて自覚を促してみましょう。
そのうえで、
「直してみる」
「そのままにしておく」
という選択肢を用意し、本人が選ぶ機会を確保することが大切です。やらされていることと、自分で選択してやると決めたことでは、遂行率に差が出てくるのです。

1/2ページ

最終更新:7/24(日) 12:01

ベネッセ 教育情報サイト

なぜ今? 首相主導の働き方改革