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高校入試でも思考力や判断力、表現力を問う問題が増加中。その力を伸ばすには?

ベネッセ 教育情報サイト 7/24(日) 14:00配信

大学入試改革の方向性を受けて、高校入試でも思考力や判断力、表現力を問う問題が増えています。このような問題は、自分の頭でじっくり考える訓練をしておかないと歯が立ちません。
そこで今回は、この夏休み、思考力と意欲を伸ばすための方法についてお話しします。

思考力は実体験を土台に深まる

思考力は、日々の生活や、部活動や習い事など、好きなことに取り組む中での実体験を土台に育ちます。ですから、この夏は教科の勉強以外に、お子さまの得意分野を生かした目標を決めるよう、勧すすめてみてはどうでしょうか。

たとえば、美術館やコンサートに出かける、工場見学やサイエンスツアーに参加する、毎日星を眺める、身近な動植物を観察する、好きな本を3冊読むなど。運動が好きなら、ストレッチやジョギングを続ける、好きなスポーツを生で観戦するなどもよいですね。
また、買い物や食事のしたくなど、お手伝いもさまざまなことを考えるきっかけになりますので、受験生だからと遠慮せずに頼むのがお勧すすめです。

「別の立場に視点を置いて考える」きっかけづくりを

近年の入試では、身近な社会問題を材料に、さまざまな立場から考えさせる問題が増えています。
たとえば「多くの地方自治体が、『コンパクトシティ』政策を進めているのはなぜか」という問題であれば、「外出の難しい高齢者にとっては、中心街に住むほうが便利」「行政サービスを街の中心部に集中させることが自治体の予算削減につながる」といったことを知っていれば答えられるでしょう。しかし、近年は「その結果、住民からどんな不満が出るか」というふうに、行政側とは異なる視点から考えることが求められる傾向にあります。実際、自分が「コンパクトシティ」政策が取られた街に住んでいたら……と想像してみることが必要になってくるのです。

ですから保護者のかたは、一緒に外出した際目にしたものやニュースについて、正しいか間違っているか、といった自分の判断より先に、お子さまの考えをじっくりと聴くようにしてください。そして、「こういう場合はどうなの」「こういう立場の人はどう思うかな」と、さまざまな角度から問いを発してみてください。このような会話に慣れることで、柔軟な思考力や表現力が身に付きます。

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最終更新:7/24(日) 14:00

ベネッセ 教育情報サイト

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