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瀬戸康史「打ち解けられない自分が嫌」 俳優生活を変えたキッカケ

クランクイン! 7月24日(日)5時50分配信

 連続テレビ小説『あさが来た』では波瑠演じるあさの進む道を照らした熱い青年を、連続ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』では、つかみどころのない“フェアリー男子”を演じて話題になった俳優・瀬戸康史。7月17日より放送が開始された連続ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』では、一転、頭脳明晰なエリートインターン桐明真司に扮する。台本を読んで「自分と似ている一面がある」と話していた瀬戸に作品の見どころや、自身の性格についてなど聞いた。

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 瀬戸演じる桐明は「採用試験の時から抜群に優秀で、プライドが高く上昇志向が強いエリート」というプロフィールで語られている。そんな役柄に対して「自分と似ている部分がある」とブログで記していた瀬戸。「完璧主義とか八方美人的な部分…。僕はそこまで八方美人ではありませんが、割と計算して物事を進めていく“THE A型”みたいな奴。そういうタイプなので、彼の気持ちがわかるんです。そんなエリートで頭がいい男が、一度大きく崩れ、心の部分が成長していく。そこをうまく演じられれば面白いなと思っています」と役柄へのアプローチ方法を語る。

 完璧主義の男が崩れていく――。こうした経験が瀬戸の人生にもあったか問うと「大きく崩れたことはないですが、頻繁に崩れますね(笑)。割と色々なことで傷つきやすいんです。でもネガティブに捉えてはいなくて、そういうことがあっても、次にはいいことがあるんだって楽観的には考えるようにしています」と打ち明ける。

 さらに「気にしやすいんですよ。どうしても周りの目を気にしてしまう。それは元々の性格だからしょうがないって思って、貯め込まないようにしています。マネージャーに話したり、僕は物語を書いているのですが、そこにぶつけたり……」と自己分析を続ける。


 そんな瀬戸だが、約10年の俳優生活で多くのことが変化していったという。「一番変わったのは人とコミュニケーションをとるようになったことですね。以前は共演者やスタッフの人に『飯食いに行こう』って誘われても断っていたんです。でも『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』というドラマに出演したとき、人見知りで周囲と打ち解けられない自分が嫌で、クリスマスの日に開催されたスタッフさんだけの飲み会に参加したんです。そうしたらめっちゃ楽しくて……。スタッフさんと仲良くなると現場が楽しいし、プラスのことしかないんですよね。それから共演者も含め、現場では積極的にコミュニケーションをとるようになったんです」。

 また、南海キャンディーズの山里亮太や、声優・俳優の山寺宏一との出会いも瀬戸の人生に大きな影響を与えたという。「山里さんも僕も人見知りなのですが、山ちゃんが『人見知りは素晴らしい才能だよ』って話をしてくれたんです。色々な人に気を使えるし、いろんな情報を得られるって。山ちゃんもタモリさんにそう言ってもらったんだって話していましたが…」とエピソードを語ると、山寺に対しても「10代からお世話になっていますが、ものすごく褒めてくださいます。ネガティブなこと一切言わずにいつも僕の背中を押してくれるんです」と大切な存在であることを明かした。

 積極的にコミュニケーションをとることによって多くのことが見えてきた。本作でも、主人公・一ノ瀬を演じる中島裕翔をはじめ、現場は非常に良い雰囲気だという。「桐明と一ノ瀬は『こいつ!』という緊張感ある関係ですが、僕からみる裕翔は『こいつ~』みたいな可愛い感じ(笑)。6歳年下なのですが、年齢差を感じませんね。色々考えているし、僕が本番でテストと違うことをしても、ちゃんと対応してくれるので、伸び伸びやらせてもらっています」と中島へ絶大な信頼を置く。

 年を重ねるごとにポジションも上がり、本作のサブタイトルのように「期待ゼロ」というわけにもいかない立場になってきていると思われるが、「全く期待されていない立場の方がいいですよね」と認めたうえで「“期待ゼロ”という響きは悪いですが、低い位置からの方が伸びシロもありますし、僕は全然いいですよ」と爽やかな笑顔で語っていた。(取材・文・写真:磯部正和)
 
 『HOPE~期待ゼロの新入社員~』はフジテレビ系にて毎週日曜21時放送。24日放送の第2話は21時30分スタート。

<瀬戸康史:プロフィール>
1988年福岡県生まれ。2005年俳優デビュー。今後は舞台『遠野物語・奇ッ怪 其 ノ参』への出演が決まっている。

最終更新:7月24日(日)5時50分

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