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塩硝生産、窒素循環を利用 金沢学、福森金大副学長が講演

北國新聞社 7/24(日) 3:30配信

 金大と北國新聞社が連携して取り組む市民公開講座「金沢学」は23日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。金大理事・副学長の福森義宏氏が「加賀藩火薬製造のメカニズム―硝化菌のはたらき―」と題して講演し「加賀藩の繁栄を支えた五箇山の塩硝生産は、窒素循環のメカニズムを利用していた」と解説した。

 福森氏は窒素がさまざまな化合物に変化し、生物内や土壌を巡っていることを説明した。生物の体内ではアミノ酸やタンパク質などに含まれ、生物が死ぬとアンモニアに分解されるなど循環の仕組みを語った。

 この循環の中に、アンモニアを亜硝酸や硝酸に変化させる役目を持つ「硝化菌」が存在し、塩硝生産に利用されていると解説した。「当時の人々は、化学の知識のない中で知恵を絞り、経験を積み重ねて生産を成功させた」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/24(日) 3:30

北國新聞社