ここから本文です

生活習慣病を未然に防ぐ? 遺伝子検査のメリットとデメリット

ZUU online 7/25(月) 6:10配信

遺伝子検査サービスが国内外で注目を集めています。自宅から検査キットを郵送するだけで、簡単に自分の「体質」が分かるうえ、病気の予防を考えることにも役立つという便利さが知られ、広がってきました。その一方で、トラブルなどの相談がこの5年程で急増しているとの報告もあります。遺伝子検査サービスのメリット、デメリットも考えながら理解していきましょう。

■生活習慣病対策にも使われる遺伝子検査サービス

遺伝子検査サービスで利用が多いメニューの一つに、生活習慣病遺伝子検査があります。「うちの家系は糖尿病が多いから」などと、悩みを打ち明ける同僚や友人は少なくないでしょう。偏った食生活や運動不足、喫煙などが原因の一つと指摘される生活習慣病については、体質も関与していると考えられています。

そもそも、遺伝子検査とはDNAの情報をよみ取り、がんなどの病気のリスクや体質などの遺伝的傾向を知る検査です。この10年ほどで解析技術が発展し費用も下がったことや、大手ソーシャルゲーム会社などの企業が相次いで遺伝子検査サービスに進出したことなどから注目され、メニューの幅も広がりました。

■薄毛に関する遺伝子検査も

こうした動きに加え、検査を受ける側としても自分の遺伝的な特徴を知りたいという動機が挙げられます。

遺伝子検査サービス会社のサービスメニューを見ると、

・ 親子遺伝子検査として話題をよんだ「自分のルーツを探る遺伝子検査」
・ 病気にかかるリスクがわかる「がんや疾患などの遺伝子検査」
・ 体質ごとの効果的なダイエットをするための「ダイエットなど健康に関する遺伝子検査」
・ 男性型脱毛症の対策に使われる「薄毛に関する遺伝子検査」

と、興味を引くメニューがそろっており、遺伝子検査サービスが身近になったことを伺わせます。検査内容はサービスによって異なりますが、概ね次のような流れになっています。

1. 検査メニューを選択 
2. 検査キットが届いたら試料を入れて郵送 
3. 遺伝子解析 
4. 検査結果を郵送で受領 
5. 予防や生活改善などのアフターサービスを受ける

検査のための試料は、昔は血液採取だったものが、今は唾液採取や口の粘膜採取などより簡単になっています。

注目を集める一方、遺伝子検査サービスを実施している会社は多くなり、サービスの内容も広がったため、全国の消費生活センターなどに寄せられる苦情も増えているようです。太りやすさや肌質の分析結果などをもとに、ダイエット関連商品や化粧品などを勧められるケースや中国など海外から遺伝子検査キットが無断で郵送されてくる、といった苦情もあり注意が必要です。

■遺伝子検査サービスのメリットとデメリット

専門家は、遺伝子検査はあくまで簡易的な検査なので、血液を採取する精密な検査は医療機関で受けた方がいいと指摘しています。遺伝子検査サービスで分かることは、あくまで遺伝的傾向による体質を知ることです。ここでデメリットを確認しておきましょう。

・ 潜在的に潜んでいる病気が分かるわけではない
・ 検査会社によって検査方法が違っていたり、内容が異なったりするので利用する際に迷う
・ 同じ検査方法でも、分析結果が異なる場合がある

基本として大事なのは、定期的に健康診断で健康状態をチェックすることです。解析結果が出た後も、丁寧な説明やアフターフォローが求められ、総合的なサービスを判断した上で受けることをお勧めします。

とくに生活習慣病の場合、遺伝によって引き継ぐのは病気のなりやすさであって、病気そのものではないことに注意しましょう。その意味では、日頃から良い生活習慣を身につけ、遺伝子検査はあくまで病気にかかる可能性を引き下げるための一つの「目安」と見ていいかもしれません。(提供:ヘルスグリッドオンライン)

最終更新:7/25(月) 6:10

ZUU online

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。