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昭和初期友好願い米国に寄贈 人形「新潟雪子」ゼリーに 新潟の菓子店が販売

北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ 7月25日(月)13時40分配信

 昭和初期に日米友好の役割を担って米国に贈られた日本人形「新潟雪子」をイメージしたゼリーを、新潟市中央区古町通3の金巻屋が作った。新潟雪子がまとっていた赤い服にちなんで朱色にし、江南区亀田地区特産の藤五郎梅のエキスを使って梅味にした。

 新潟雪子は日米関係が悪化していた1927(昭和2)年、米国から受け取った「青い目の人形」のお礼として、日本国際児童親善会が呼び掛けて同年に贈った58体の日本人形の一つ。それぞれが道府県や大都市などの代表とされた。

 金巻屋の金巻栄作社長(58)は2月、新潟空港に設けられた新潟雪子の紹介コーナーを見て、雪子にちなんだ菓子を作ろうと思い立った。「平和のために贈られた人形があったと知り、感銘を受けた。もともと菓子作りにはメッセージ性があった方がいいと考えていたので、宝物をもらったように感じた」と話す。

 新潟雪子は米国で行方不明になっており、当時の新聞や絵はがきのモノクロ写真でしか確認できない。しかし、27年10月1日付の新潟新聞(新潟日報の前身)には「赤いおべゝに」とあることから、朱色のゼリーにした。

 ゼリーは直径5センチ、高さ2・5センチほどの半球形で、中に雪をイメージした白いようかんを入れ、金箔(きんぱく)片を付けた。食感は弾力性がやや強く、口に入れた瞬間は甘く感じるが、徐々に梅の風味と酸っぱさが口の中に広がっていく。

 受注販売だけで、3日前までに予約する。1個250円。問い合わせは金巻屋、025(222)0202。

最終更新:7月25日(月)13時40分

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