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アフリカ初のバイオ燃料旅客便 タバコ植物でボーイングら

Aviation Wire 7月25日(月)16時16分配信

 ボーイングは南アフリカ航空(SAA/SA)らと協同で、バイオ燃料を使用した旅客便の運航をアフリカで初めて実施した。ニコチンを含まないタバコ植物を原料とし、ヨハネスブルグからケープタウンまで飛行した。

 現地時間7月15日、南アフリカ航空傘下のLCC、マンゴ(MNO/JE)が運航した。運航機材は737-800型機で、計300人を運んだ。使用した燃料はタバコ植物「ソラリス」から精製したもので、通常の燃料に30%混合した。燃料はバイオ燃料を研究するオランダのSkyNRG社が精製した。

 ソラリスはタバコ農家がタバコの代わりに生産できるもので、ニコチンを含まない。バイオ燃料はソラリスの種子から生成する。

 ボーイングと南アフリカ航空は、2013年からバイオ燃料の協同研究を開始。2014年にはソラリスを収穫した。

 機体メーカーや航空各社は、バイオ燃料実用化への取り組みを進めている。ユナイテッド航空(UAL/UA)は2016年3月、非食用の天然オイルと農業廃棄物を使用し、航空バイオ燃料での商業飛行は米国内で初めて実施した。

 日本ではユーグレナ(2931)が、ミドリムシを用いた国産バイオジェット・ディーゼル燃料の開発を進め、2020年までの実用化を目指している。バイオ燃料は全日本空輸(ANA/NH)が導入し、1時間程度の路線に投入する見込み。

Yusuke KOHASE

最終更新:7月25日(月)16時16分

Aviation Wire