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「光の柱落ちた」 沖縄ビーチで落雷 夏休み、レジャー客騒然

琉球新報 7月25日(月)11時40分配信

 「いきなり光の柱が男性の頭に落ちた」―。海水浴やバーベキューなどでにぎわう糸満市西崎町の美々ビーチいとまんで突如、発生した落雷事故。雷注意報と雨の影響でビーチ管理者が遊泳を止め、屋内へ避難を呼び掛けた直後だった。雷が落ちた場所はビーチ入り口正面の開けた広場で近隣には避雷針の設置されたホテルなども所在する。夏休み最初の日曜日、数百人がにぎわいを見せていたビーチは恐怖と困惑で騒然となった。

 知人らとバーベキューを楽しんでいた男性(38)は落雷の瞬間を目撃した。「2歳の子どもを抱っこしながらトイレを出ようとすると、光の柱が広場にいた男性の頭に落ちたと同時に『ドーン』と激しい音が響いた」と振り返る。「男性は少し飛び上がるように浮き、崩れるように倒れた。近くの人も棒が倒れるように倒れた」と当時の様子を語った。

 意識不明となっている男性の友人、坂上智博さん(42)=那覇市=は落雷発生当時、広場近くのトイレで雨宿りをしていた。「ドーン」という地響きにも似た音を聞いた直後に外を見ると、広場中央近くで人が倒れていたという。集まった人々は「なんだ、なんだ」と声を上げ、混乱状態になったという。「助けようにも感電しないか心配ですぐには近づけなかった。救護所へ友人を運んだが、雷の影響で着ていた衣服は焦げて破れ、首下から腹にかけて、ひどいやけどを負っていた。無事でいてほしい」と声を振り絞った。

 同ビーチのライフガード上原壮八さん(41)は「ビーチへの落雷直前にも近隣で落雷があった。雷注意報も出たため、遊泳禁止と屋内退避のアナウンスをした4、5分後に発生してしまった。まさか、こんなことが身近に起きるなんて」と肩を落とした。

琉球新報社

最終更新:7月25日(月)11時40分

琉球新報